鬱と電波と萌えな日記
はじめに.
書いてる人(しのぶ)は基本的に情緒不安定な人ですので、日によって鬱な内容だったり毒電波が混入してたり下品な文章になったりすることがあります。合わないと感じましたら、読むのをお止めになることをお薦めします。
日記内では、ゲームや漫画等のネタバレがしばしば含まれています。ネタバレ時は赤字にてその都度注意書きを加えますが、忘れることもあります。その旨予めご了承ください。
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2001/2/28 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#28
◆
リアルワールドでの愚痴(読まない方がいーです)
◆
あのですね。
『聞き上手な人』っていうのは、こちらから積極的に話し掛けたくなるようなタイプの人のことを言うんですよ。その人を前にしてるとついつい饒舌になっちゃう、みたいな。エンデとかも言ってるけど、これって結構稀な資質?だと思うのよ。『俺は話は下手だけど、聞き上手だからぁ』だと? 寝言は寝て言え。
◆
家族と同居は嫌だ独り暮らししたいとか(何年もの間)言いつつ、その実いつになっても実家を出る気はなく、結局は実家に安住しているパラサイトシングルは逝ってよし。ちゃんと親にお金を渡してるっつっても意味ないです。その渡してる4万だか5万で独り暮しができるかどうかやってみたらどうよ。いや、パラサイトシングルであること自体はどうでもいいんですよ。ただし、独り暮らしをする気もないのに『独り暮らししたい』とかゆーな。はっきり言って不愉快。
2001/2/27 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#27
◆
なこるるAVGの公式サイト(?)を覗いてみる。
了承(1秒)。
俺内部期待値をプラス修正。斬サム以降、リムルルが登場するようになってから、なこるるは、リムルルとの差別化のために(多分)若干年齢が上がったというか、お姉さんキャラになってしまって個人的に不満だったのだが、これならもう全然おっけー。
ああなんて可憐なイラスト。ぎゅーってしたいけど、同時に、なにか触れることを躊躇わせる儚さがある。私がイメージしていたなこるるそのもの。(多少ドリーム入ってますが)
◆
食欲不振が慢性的なものになりつつある。空腹感はあっても、食べたいという欲求が起こらない。喉を通る気がしない、という感覚。お腹が空くと動きたくなくなったりカリカリしたりするので無理やり食べてるのだけど、はっきり言って全然美味しくない。
中学生の頃、部活動の帰りにみんなで食べた50円のカップラーメン、小学生の頃、友達と自転車で遠出して、たまたま見つけたパン屋で買った80円の肉まん、これら以上に美味しい食べ物を、私は今日までに食べたことがない。死ぬまでに、もう1回、あの至福を味わえる時が来るだろうか。
2001/2/26 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#26
◆
3月9日(金)、無事有給ゲット。
優しい音色を出すことにかけては他に並ぶ人のいないピアニストが、ベートーヴェンの32曲のソナタの中でもっとも優しい表情を持った曲を弾く、となればこれは聴かない訳にはいくまいて。
◆
怒首領蜂
成果なし。
…じゃなくて、1-3中盤の75〜78HIT繋ぎ、今日は4回やって成功が1回。失敗のうち2回は、ザコ→ボムキャリア→Pアイテムキャリア破壊後に上のザコにレーザーが繋がらない、というもの。ここはボムキャリアにさえ繋がれば後は勝ったようなもの、と思っていたのだが、まだパターンが甘いのだろうか。あるいは1-4終盤の銀戦車地帯の繋ぎと同じく、1台ずつきっちり破壊しないとダメだということだろうか。ここを決めれば+30万安定(&見た目カッコイイ)なのでぜひとも安定させたいところ。
2001/2/25 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#25
◆
LaLa 4月号
先月といい今月といい、最近、ヒナキがむっちゃ可愛い。っポイ!の女性キャラでは私はずっと前からサガミが好きで、『平×サガミ』応援派だったのだけど、こういう展開になってくると、心情的にはどっちが上手くいかないのも嫌だって気になってしまう。今月号なんか読んでると、でも、平とヒナキがカップルになるのって既に難しいんだろうか。どっちも、それぞれが勝手な想像で尻込みしちゃってるからなぁ。その辺り、恋愛における『思い込み』の描き方なんかはさすがに巧いと思うのだけど、巧いからこそ、見ていて不安になるのも確かで。
以下本音。
平への気持ちがなんで過去形なんだヒナキ!!
そんなの嫌だ。俺は認めねぇぞコノヤロウ。
◆
メモ。
3/05(月) Honey 3巻 [橘裕]
3/09(金) 仲道郁代 ベートーヴェン・ピアノソナタ作品101 [カザルスホール] ←休暇が取れれば
4/12(木) 内田光子 ショパン・ピアノソナタ作品58 [横浜みなとみらいホール]
◆
怒首領蜂
1回目。1周18600万、2-3ボスで初ミス。4.48億でALL.
2回目。1周19100万、2-3ボスで初ミス。4.10億で
2-7 エンド。
3回目。1周19000万、2-3ボスで初ミス。4.40億でALL.
3回連続、2-3ボスで死亡ってどうよ(涙)。
今日は鬼畜蜂をノーミス&ボム1発で葬ったり(←初めて)、火蜂戦スタート時・残2ボム3から粘って、残1クリアまであと数ドットまで持っていったりと、それなりのプレイはできたのだが、2-3ボスだけは扇状弾が連発して絶望的だった。
なんだかなぁ、あちらが立てばこちらが立たず、とでもいうか。やっぱり繋がりそうで繋がらない。
あと、最近1-2前半のパターンが崩れて全然繋がらなくなってしまった。こちらも研究しなくちゃいけない。箱が3つ並んでる場所のレーザーHIT稼ぎをもうちょっと練り込みたいのだが、通して繋がらないと上手くいってるのかどうかいちまち分かり難い。理想通りにいけば、多分502〜503HITぐらいは出そうな気がするのだが…。
2001/2/24 (土)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#24
◆
土曜日に仕事しないで部屋でマターリできるのは1ヶ月振りです。ああ楽だ。
◆
MK2さんの日記[2/23]
>「ななこOS」の取説なんか読んでます。
>なんだかこのゲーム、制作者たちにめちゃくちゃ愛されてねーか?
ゲームをやってみたら、ななこを始めとする登場実物たちが製作者たちにいかに愛されてるかよく分かると思います。私は未だ、このゲーム以上に『製作者がゲーム世界を愛している』と感じられる作品を他に知りません。強いて言えば他にはとらいあんぐるハートシリーズぐらいでしょうか。とにかく、全編通じて優しいんです。感想(プレイ日記?)楽しみにしてます。
◆
怒首領蜂
1回目、3.7億(2-7)、2回目、5.1億(2-7)。成果なし。
2回目は1周19000万、2-5ボスのナパームをすり抜けられずにマキシマムx13消滅で以下略。なんで繋がってる時に限って変なところで死にますか俺。
2-3ボス戦は現在6連勝中。死ぬ気がしない。
ついでに。
某所で話題になってるAタイプ7億5000万プレイを見る。某所でも叩かれまくってるけど、やっぱりあれはニセモノだろう。7億オーバーの実力者であるにしては、パターンが胡散臭すぎる。怒首領蜂をやり込んでるプレイヤーだったら当然、リスクを極力減らすようなパターンをきっちりと作っていくはずなのに、2-5の動きなんか見てるとアドリブ避けをやっているとしか思えない。素人だったら騙せるかもしれないけど、蜂プレイヤーから見たらバレバレです。もうすこしがんばりましょう。
てか、本人の発言といい、ゲーセンで努力してる人に失礼じゃないかあれは。少なくとも俺は良い気分はしなかった。うちのPC環境じゃ再生が厳しいので友達の家で観てたのだけど、『ナメンナー』とか『こんな繋ぎ方できる訳ねー』とか『こんな避け方が人間にできる訳ねー』とか喚きまくってたし。
◆
ナコルル連合リンクからぐるぐるしてたら発見したこちら。
いつかきっと本物のナコルルを抱きたいです。
どうしてそういう、俺が言いたくても言えない台詞をさらっと言えますか? チクショーなんか悔しい。
2001/2/22 (木)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#22
◆
王様のメリットは、家臣たちが寄って集って彼を退屈させないところにある。退屈すると、人は自分のことを考え始めて不幸になる、とかなんとか。うろ覚えなので文章とかかなり好い加減なのだけど、確かパンセの一節だったと思う。いやまったく至言だなーなんて。鬱駄氏脳なんて言っていられるのは、要するに暇人だからなんだよな。
パスカルの言葉の中では、神を信じない人間は不幸だ、とかなんとかいう趣旨の文章が好き。不幸云々というよりも、しのぶという人間は、何か信じている物がある人間の方が信用しやすい…というか、その人の価値観が見えてこないと不安でしょうがなくて、そういう人を信用できない。
ていうか、なんで今更パスカルのことなんか思い出したんだ俺は。
◆
本屋に行って、気がついたらエロゲ雑誌を物色している俺。コンプティーク3月号と
PUSH 4月号を購入。つらつらと眺める。SNOW(スタジオメビウス)の絵って、みつみ絵にそっくりなんだが、ここまで似てても良いものなのか。雪月澄乃ってキャラなんてまんまこみパの彩さんじゃん。なんにせよあのメビウスが純愛系を出すなど誰に予想できただろう(笑)。某リビドーみたく、純愛系を出した後で、まったく同じ設定で鬼畜ゲームを出すとかやってユーザーを驚かせてくれないかな、どうせなら。とりあえずこれは要チェック。4月発売予定となってるから、実際に遊べるのは夏頃か。あと期待は、アリスの往年の名作
Only you のリメイク版とか。タイガージョー様の切れっぷりがパワーアップしてると嬉しい。
◆
現在、AIR 美凪シナリオの感想だか考察だかわからない文章を書き中。と公表しておいて逃げ道を断ってみる。色々考えた挙句、AIR
に出てくる女の子の中で一番強いのはみちるということに俺内部では決定。まぁその辺りはおいおい。
◆
ナコルルが主役?のAVGが発売される模様(まほさろさん、情報多謝)。ソースは週間アスキーとのこと。早速買ってくる。
うにー。絵柄がアニメチックじゃない。不安だ。そもそもSNKナコと俺の同居人のなこるるはキャラが既に全然別物なので、こんなのなこるるじゃねーっとか叫び出すかも。いや、当然のように買いますけどね。ただし、叫ぶに500ガバス。
2001/2/20 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#20
◆
クロロ団長、もう1回髪の毛下ろしてください。私が好きなのは、『受』な団長なんですよぉ。
◆
キーワード“草笛”で検索してうちに来られた方、ごめんなさい。いや、すぐに帰ったとは思うけど。
ああそういえば、去年の春先に“kawaijuku.ac.jp”から来てた方は今どうしているんでしょう。
◆
“のえみ”なるツールを探して検索であちこちうろついていたらたまたま見つけたこちらの日記[1/24]。WhiteAlbum(leaf)をプレイしているらしいのだが、序盤の選択肢についてのコメントが実に良かった。
理想的な恋人と妹みたいって、同義語なんですけど…(爆)
私はあの選択肢は何気なく読み飛ばしてたのだけど、なるほど、妹者にとってはあれはなかなか意味深い選択だったのね。まぁでも、私も、『娘みたい』『理想の恋人みたい』なんて選択があったら悩むだろうなぁ。私的に、娘と理想の恋人は同義語だし。
ちなみに肝心の“のえみ”はこちら。いわゆるファイル隠蔽ツールですね。取り敢えず使うかどうかは置いといて、乃絵美のお兄ちゃんは落としておくのが吉かと。喋りますし。台詞が、じゃなくて、本当に声が出んの。かなり萌えます。
◆
会社帰り、車検のため修理工へ。ついでにバッテリー交換とかも依頼しておく。今月と来月は車検と任意保険でお金がかなり飛ぶ予定。痛い…といえば痛いのだが、今年に入ってからエロゲをほぼまったく買ってない(1月頭頃にピュアメを買ったのが最後)ので、実は期せずして貯金が出来てたり。エロゲは、2月以降発売タイトルで名前と画像が一致するのゼロです。既に雑誌すら未チェック。とりあえず、ピュアメとファントムととらハ3はなんとか消化したいのだが、頭が
AIR モードのうちはできそうにない模様。
◆
ゴルフ会員権ウン千万のメリットを予想してみる。ン千万ってぐらいだから、そりゃあもう相当の見返りはあるに違いない。
ということで例えば。
1)専属のキャディーさんが付く。
2)キャディーさん全員14歳
3)キャディーさんはメイド服が基本
4)呼ばれ方は任意で『おにぃちゃん』『パパ
or おとうさん』『ご主人様』の中から選択
5)バーディー以上を出すと祝福のキス or ハグ(←いわゆる抱きつき)
とりあえずこの辺りが最低ラインでしょうか。俺も欲しいです、会員権。ゴルフはおいおい憶えるってことで。
2001/2/19 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#19
◆
色々思うところあって、巡回さぼってます。すみません。
◆
AIR (key) −ネタバレ−
なんだかんだ言って、AIR話はまだまだ続くらしいです。そのなんだ、全然喋り足りない。という訳で、息切れするまでAIR話は続きます。続けます。
たとえ私だけが別の方向を向いているのだとしても…。
ここしばらく、ネットをぐるぐるしてAIR関連の文章を読み漁ってました。以前書いた、他人の考えを読みたくない、っていうのは要するにフィルターが掛かってしまうのが嫌なのと、他人の意見を読んでしまったら私の書けることがなくなってしまうという恐怖があったからなんですが、ここ2ヶ月ぐらい色々足掻いて、やっと、流されないと思える程度の、どんな意見を読んでも、AIRを取られちゃうって心配をしなくても大丈夫な程度の自信はついたので、読んでも多分大丈夫だろうと。事実、現時点までで、AIRについて語ってそうな思い付く限りのサイトの文章は読みましたが、私の心配は杞憂でした。
こんなことを書くと誤解しか招きそうにないのですが、杞憂だったというのは、結局のところ、私が本当に読みたいと思う文章に出逢えなかったからなんですよね。もちろん、どの文章も面白かったのですが、結局、一通り読んでみて思ったのは、自分が本当に読みたいものを書けるのは自分しかいないんだな、ということで。どのサイトの方にしろ、私よりずっと頭がいいし、深く考えていらっしゃるのは確実で、その点に限っては感心することしきりでもあったし、またショックでもあったんですが、ただ、しのぶと同じ場所に立って
AIR を見ていると思える人は(ほとんど)いなかったんです。AIR
について語るに際してどこにウェイトを置くかが、私と他の人たちとではもう全然違うというか。こんなことを言うと笑われるか嫌われるか、どっちにしても良いことではないと思うのですが、結局、私が読んで一番面白かったのは、自分で書いた日記だったんです。自分の日記を今読み返してみても、私は私の立場から言い得る最も重要なことを既に語っていると思えました。
web上の感想考察系をあらかた読んだ後で、しばらく、なんでこうも私と他の方とで立ち位置が違うのだろうということを考えていたのですが、どうやらその違いは、私が
AIR の謎をほとんど無視して語っているのに対して、他の多くの方は、AIR
の謎を解明することに力を注いでいる、というところにあるような気がしました。
以下に書くことは、あくまで私のスタンスがそうであるというだけで、他の方のスタンスを否定するものではないということをどうしてもご了解頂きたいのですが、私は要するに、AIR
の謎部分にはほとんど興味がなかったんです。
何かを書くとき、人はまず、その対象に何らかの制限を掛けてやる必要があります。制限を掛けて対象を単純化してやらないことには、人は物を把握できません。例えば、漠然と、あるゲームについて何かを書けと言われたって、誰も咄嗟には書くことはできないものです。書くためには、対象のどこを見るかをどうしても絞り込む必要があります。ゲームレビューで言えば、ゲームという対象を、『絵』『音楽』『テキスト』『操作性』等といった個々のパーツに分解してやることで、初めてレビューが書けるようになります。ゲームレビューに限らず、感想なり考察なりの文章を書ける人と書けない人との違いは、結局、視点を絞り込むことができるかどうかの違いであると言えるでしょう。
私と、他の多くの方の文章が違っているのは、おそらくこの絞り込み方の違いのせいです。私が、これはどうしても語らなければならないと思ったのは、自分にとって絶対に確実なことだけだったんです。私の語りのスタンスは、『どこそこに心を打たれた』がすべてなんですが、これはつまり、AIR
をプレイして、これだけは絶対に疑いようがないと思ったもの、敢えて誤解を恐れずに言えば、私にとってこれこそが
AIR の真実だと感じたものだけを語るということで。
AIR って、少し冷静になって見てみると、結構欠点があると思うんですよね。細かいところを挙げれば、例えば佳乃の独白(お姉ちゃんはお姉ちゃんでいられなかった、とか、お母さんに謝りたい、とか)や美凪シナリオでの往人の台詞(お前はすべてを清めてしまっていいのか云々)とかは、裏付けが弱くていまいちリアリティーを感じられないっていう問題があるし、大きなところでは、AIR
編での観鈴と翼人の関連の描写が不充分だったことなどは、本来は致命的になりかねない欠点だと思うのです。
観鈴は、わたしで終わらせると言ったけれども、そのために彼女がしたことは一体なんだったんでしょうか。幸せになることでしょうか。多分、違います。そもそも幸せっていうのはなろうと思ってなれるものではないのですし。観鈴は頑張った、と私たちは安易に言うけれども、一体観鈴は何を頑張ったんでしょうか。夢を最後まで見ることでしょうか。仮にそうだとして、それで何が変わるんでしょうか。観鈴が夢を見ることで何かが変わるのだとしたら、それは曖昧にしないできっちりとわかるように描写するべきではなかったでしょうか。少なくとも、翼人としての運命を背負わされた観鈴が何をしたかったのか、また自分に課していたものはなんだったのか、はついにはっきりと書かれることはありません。だから、あのゴールのシーンも、あやふやな印象があります。本来なら、あのゴールは、翼人(神奈)の解放でなければならなかったはずで…いやもとい、解放であるという解釈はそれで良いのですけれども、作品としての完成度を問題にするなら、あの場面は、翼人の解放、そして千年の旅の終わりが感じ取れるようなもの、−ああやっと終わった、と誰しもが思えるような−でなければならなかったはずで、ここはプレイヤーの解釈に委ねるなんてことは絶対にしちゃいけなかったんです。
そして、AIR 編において翼人の設定が十分に活かされていない以上、SUMMER
編の存在意義も危うくならざるを得ません。AIR
編がああいう風に書かれた以上、『翼人』という設定は結局
ONE における『えいえんのせかい』と同じ程度の意味しか持たないのではないか、というのが私の考えで。私見では、ONE
の永遠っていうのは、具体的にどうこうというような存在ではなくて、要は、浩平を呪縛する何か、というだけのものなんです。あと、物語のテーマから見れば、うつろいゆくもの、との対比としての存在でもあるのですが、いずれにしても、永遠というのは具体的な何かではなくて、浩平を呪縛する何か得体の知れない力、恐ろしいもの、であることがプレイヤーに伝わればそれでよいのであって、あれは具体的に説明されなくても一向に構わないものだったんです。例えば、永遠とは魔女の呪いだと曲解しても、ONEを楽しむには何ら差し支えないのです。しかし、AIR
の翼人は、少なくともSUMMER 編が存在する以上はそういう訳にはいかなかったはずです。SUMMER
編で具体的に、観鈴を苦しめるものの原因をはっきりと書いてしまった以上、それは解決されなければ物語としては不自然です。観鈴が何かをすることで、神奈は本当に解放されるんでしょうか。また、神奈が解放されることと、悲しい転生がなくなることとの関係は…? 現状では、AIR
編においてこれらは描かれません。AIR 編だけ取ってみれば、観鈴が苦しむ原因というのはせいぜいのところ正体不明の呪い程度のものでしかないのではないでしょうか。web上には妥当だと思われるような解釈が幾つもあって、それらは私を感動させるのですけれども、解釈はやっぱりどこまでいっても解釈であって、やはり釈然としないものは残ります。こんなこと言うと頭悪いとか思われそうなんですけど、やっぱり、どれだけ頭を使ってみても、最後は、感覚としてわかる/わからない、がすべてだと思うんですよね。理論は、わかるという感覚をより確かなものにしてくれるけれども、理論という道具は、わからない、を、わかる、に転換するほどの力は持たないのではないかとどうしても思うのです。
で、多分、ここが、私と他の方とのスタンスの違いで。私は、感覚的にわからなかったことは無視します。わからなかったらそれまで。アウト。私の視点では、AIR
編は、最後に晴子が『自分は確かに母親だった』と確認する辺りで終わりで、あとはよく分からないおまけです。最後の海岸の場面は、私内部では、あってもなくてもいいです。あれは、作者が、語るのを(無責任にも)放棄した結果に過ぎませんから。
結局、私が AIR で泣いたのは、翼人なんかの問題ではなくて(SUMMER
編は泣いたけど、それとこれとは問題が別ですゆえ)、一生懸命生きた人間のゆえなんです。私にとって、これだけは疑いようのないもの、絶対に確実だと思ったのは、例えば遠野家の食卓でのみちるの笑顔であり、例えば晴子の腕の中で微笑むみすず、だったのであって、私はそのことをどうしても語らずにはいられなかった、というか、それだけが、私にとって本当に語る価値のあるものだったんです。従って、私は今まで翼人の問題を無視してきたし、これからもそうするでしょうが、それにも関わらず、私は自分が
AIR について的外れなことは言っていないと確信できます。私のスタンスとしては、AIR
の魅力(あるいは凄さ)は第一に、人物描写の巧さ、にあると考えるからです。
人物描写の巧さ、だけでも、AIR を肯定する理由としては十分だというのが、しのぶの立場です。
結論。
佳乃シナリオで、聖さんが『赤飯だ』と言うシーンは佳乃シナリオ中最高の名場面だと思うのですが如何?(←あなたそれ全然結論じゃありません)
2001/2/18 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#18
◆
突然だが、Grief がやりたい。最近、某所でCGを見たのだが、ヒロインとおぼしき娘が、めちゃ好み。明日にでも買ってくるとしましょう。
◆
怒首領蜂
1-5で869HITを達成。この面でのHITアップの要所が見えてきた。前半の1個目の橋上のザコ戦車をどう処理するかがポイント。詳細は内緒だが、ここでかなり変わってくる。あと、2個目の橋でのHIT切れの問題もパターン変更で解決。
2-3ボス戦は最近異常に調子良くて、ここ10試合では勝率8割。その代わり、2-3中ボスの炸裂弾が全然避けられなくて、最近は2回に1回ぐらいの確率で死んでいる。
スコアに関しては成果なし。4.5億でALL(残1)が1回のみ。しかも、このプレイは1周16800万というヘタレっぷりに加えて、2-4ボスまでノーミスノーボムに関わらずボスハメ失敗というかなり納得行かないプレイだった。
◆
眠くならないので、続けて日記書き。
◆
webサイト管理者に、なぜあなたはホームページを運営しているのかと尋ねたら、多分ほとんどの人が、自己満足でやってますと答えるのではないだろうか。仮に私が聞かれたら、やっぱりそう答えるだろうと思う。
でも、自己満足っていうのは、言葉通りに取れば、自分の気持ちを満たすためにやっているってことで、それはリルケ風に言えば、他者を必要とせず自分自身だけで充足する、という意味であるはずだ。私はこのサイトを自己満足でやっているつもりだった。しかし、いつからか、私は他人の反応に必要以上に一喜一憂するようになってしまっていた。他人を意識してしまったら、それはもう自己満足と呼べないのではないか。私は誰よりも独り遊びが得意だと思っていたのになんたる様か。いつから私は独り遊びがこんなに下手になってしまったのだろう。
誰かに気に掛けてもらえる甘さを一度でも知ってしまうと、元に戻るのは難しい。私としては、でも関係の甘さっていうのは恐怖でもある。どんなにライトなものであれ、なにがしかの人間関係が生じると、その関係を維持しなければならないことが私の気持ちを重くする。赤の他人には嫌われる心配はない。でも関係が生じてしまった瞬間から、私の心臓に、嫌われたくないというプレッシャーが圧し掛かる。
私が余所の掲示板にほとんど書き込みをしないのは、距離を取っているからなのです。私は誰かの信頼に応え得るような人間ではないですから、裏切らないために距離を取るのです。消極的な方法ではありますが、それが私にできるせめてもの誠意(のつもり)です。
私がインターネットワールドに何かを期待しているとすれば、それは『星のように、遥か遠くからお互いに輝きあうような関係を持てたらとっても素敵』(Papa
told me)というフレーズを実現できる可能性があるからです。
先日の大掃除の際、たまたま出てきた古い日記(4年前の日付だった)を読んでいたら、『ある感情が切実であればあるほど、それは誰とも共有できない独自なものになっていくのだ。お前は真面目に物(芸術)と向き合おうとすればするほど、孤独であらざるを得ない。諦めろ。お前独自の感情は誰とも共有できないということをいい加減に自覚しろ』なんて文章にぶつかった。なんというか、俺って進歩ねぇなぁ、と思った。苦笑いと共に。
2001/2/11 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#11
◆
朝、珍しく午前中に起きる。突然思い立って大掃除を始める。掃除中に昔の本を取り出して読み耽るのはお約束。今回は、昔買った同人誌を、整理の名目で延々と読む。実は1月の日記にちょこっと書いた
LIPSTAR さんの本との出逢いは、Kanon あゆ本が最初ではなくて、それ以前に
ONE みさき先輩本を買ってたこととか、秋澤和彦さんの漫画にはまる以前から実はこみパ千沙本を買ってたりとか、色々と新鮮な発見が。自分の好みには、やっぱり、ある一定の傾向があるんだなぁとしみじみ。
そういえば。
以前、ラジオのスイッチを入れたら、たまたま、バッハのゴールドベルク変奏曲が流れていて、しばらく聴いているうちに、それがとんでもない名演奏であることが分かって来て、私は、グールド以外にもこんなすごい演奏をできるピアニストがいるのかと驚いていたのだが、曲が終わった後、その演奏が他ならぬグールドのものだったことが判明した、なんて経験がある。私が持っているCDとはニュアンス等が微妙に違っていたのだが、それもそのはず、その時ラジオで流れたのは後期の録音だったらしい。
(※)グールドは、ゴールドベルク変奏曲を、デビュー時と死ぬ前の2回レコーディングしているのである。
◆
ヤフオクで落札した SS_PAR が届く。早速、STRIKERS_1945_II
を改造して無敵モードで遊ぶ。このゲームの2周目の弾幕の発狂振りはかなり凄まじいものがあるのだが、コンシューマー版は2周目はコンティニューが効かないという不親切設計だったため、2周目はほとんど遊べずにいて、密かに不満だったのだ。
久しぶりに見た2周目の弾幕はもう素敵の一言。特に、砂漠ボスと7面ボス(後半モード)の鬼畜っぷりは惚れ惚れしてしまう。
…ただ、無敵にしてしまうと緊張感がなくなって、あっという間に飽きるんですけどね。
◆
怒首領蜂
1周18200万、2-5ボスまでノーミスノーボム。2-5ボス・ビットの超バラマキで初ミス。2-5終了時4.8億、2-6ボス到達時5.2億。
鬼畜戦開始時残4ボム3、火蜂戦開始時残3ボム6。残0ボム0でクリア。死闘だった。ともかくも自己ベスト更新。
532,256,300pts. maxhit_858
ちょっと皮算用をしてみると、2-6までマキシマムを回したと仮定した場合、2-5ノーミスボーナスと合わせて約6000万点ぐらいの落ちなので、1周目のコンボがきっちり繋がって1.9億以上いくか、残機を1機残せれば、現状のパターンで6億に届くということになる。まぁ、ここからが遠いんだろうけど。
2001/2/4 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-02.htm#4
◆
当分は、週1〜2回の更新頻度になる予定。ていうか、仕事が押してるのでならざるを得ない。ただ、蜂だけは、練習しないと勘が鈍るので、忙しくてもある程度はやらなきゃいけないんですが。
◆
AIRのテキスト抽出ツールについての情報を求めたところ、お二人の方からメールを頂きました。どうもありがとうございます。今、ちょっとずつ読んでいるんですが、自分で思っているほどは細かい部分まで台詞とか覚えていなくて、読んでて実に楽しいです。楽しいっていうか、読んでると思いだし泣きしそうになります。しょっちゅう。
AIRをやっている最中だと、あの反則的な演出に幻惑されて、台詞が頭に残らないとかっていうのがあるかもしれない。
メモ。
AIR編のラストから farewell song を聴いていると、『わたしたちの物語はこれでお終い。これから先はあなた(プレイヤー)の物語です、あなたがあなた自身の物語を生きるのです』
と言われているような気持ちになる。証明できそうな気もするし、錯覚にすぎないような気もする。今はまだよく分からない。ただ、初プレイ時から今に至るまで、いつも、漠然と、そんなイメージを抱いていた。
Farewell song っていう曲を私が好きなのは、多分、メロディーラインがどうことってことの他に、詩が、すごく心に響くからなんだと思う。私の思い違いでなければ、あれは、ひとつの物語の終わりを告げる歌だ。あの歌は、私たちを、夢の世界から現実に立ち返らせる。可能であれば、このことについてはいずれもっと詳しく。
ところで、私内部では、遠野美凪=なこるる説が確立しつつあります。なこるるは美凪ほどはおちゃめじゃないけど、ああいう感じのなこるるも良いかもしれない。なんていうか、美凪のイメージを微妙にブレンドしてやると、なこるるが今の10倍ぐらい可愛くなるような気が。もちろん、優が優であるごとく(謎)、美凪は美凪として好きなんですけど。
◆
さてさて、アクセスカウンターに続き掲示板まで削除しちゃったらもはや恐いものなし。心置きなく自己満足ワールドに引き篭れますな。もはや、引き篭もることでしか理想の空間を作れないとはっきりと自覚したので、これからは独りでマターリとやります。
あと。自分の常識が他人にとっても常識であるとは限らない、の見本かなーとか。今回のは。つーか、ここ半年ぐらいずっと悩んでたことなんですけれども。時々DMH17さん相手にメールで愚痴ってたりしたけど、今にして思えばずいぶん迷惑を掛けてしまったなと反省。
余所のサイトの掲示板に書き込む場合、私は基本的に、その掲示板上での話題に個人レスをつけるという方向で書き込むことが多いです。あと他に、そのサイトのコンテンツに関する話題であるとか。いくら私が語りモードの悪癖を持つとしても、例えばギャルゲーサイトで、その掲示板の話題の流れを無視して怒首領蜂のことを語り出すのが非常識なことであることぐらいは分かってるつもりなので。まぁこういうのは自分でサイト運営をやってみて初めて分かることなのかもしれないですが。
◆
Campus -後編- (OVA) −ネタバレ−
絵が綺麗。ていうか、彩女ちん萌えー。
前作もそうだったが、作画レベルは相変わらず高い。元絵の雰囲気を保っており、かつ、動きも比較的滑らか。えっちシーンの動きがカクカク(笑)してるとそれだけで萎えるし。18禁OVAの中ではかなり良質な部類に入るだろう。
ただ、今作は女の子の体が妙にぽっちゃりしてるのが気になる。前作はもっとスレンダーだったはず。原作のゲームだと、きみづか葵氏の絵柄のせいもあって、舞子も彩女も、抱きしめると折れちゃいそうな華奢な体つき、みたいなイメージがあったので、ちょっとだけがっくり。まぁ、全般的に表情がすごく可愛く描けているので、欠点といっても一応許せるレベルではあるのだが。
ストーリー。舞子が彩女の生まれ変わりっていうのはいくらなんでも無理がありませんか、脚本担当の方。生まれ変わりもなにも彩女は元々死んでないんだし。舞子が自分で、私は彩女さんの生まれ変わりなのとか言ったって説得力が微塵もないです。あるいは深読みして、彩女を失って失意の中にいるお兄ちゃんの気持ちを自分に向けさせるために舞子は嘘をついた、とか? そんな策士な舞子は嫌です。いやそもそも彩女が死んじゃうってのがすごく嫌なんですが。
結論。
彩女さんがスポーツバッグ(巫女服入り)を持って主人公の家に来るエピソードがないのはなんでだゴルァ。巫女服えっちがないCampusに意味はあるんでしょうか。
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夕方、妹から電話。ネットでエクソダスギルティーの攻略データを探して欲しいとのこと。相変わらず剣乃ゲーにはまっている模様。元々、妹がゲームを始めたのは、私が
EVE-Burst Error- を薦めたからだったりするんだけど。とりあえず、後日攻略サイトを探してプリントアウトして送るということで話を付ける。
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怒首領蜂
1回目、1-3道中で死んで捨てゲー後、2回目でいきなり繋がる。
1周18900万、2-4ボスまでノーミスノーボム。2-4ボス到達時3.7億。2-6ボス到達時4.8億、残6/ボム2。ここまでの使用ボムは2-4ボスでの2発と2-5ボスでの2発のみ。2-7突入時点で残5/ボム3。火蜂戦開始時、残4/ボム5。クリア時、残1ボム0。
497,194,400pts. maxhit_842
惜しかった。もうちょっとで久しぶりの5億だったのに。あと、今回は一応残1クリアではあるが、火蜂戦でボムを使いすぎた。発狂突入が3ループ目の1番目の攻撃終了と同時、というのは遅すぎる。発狂直前の攻撃キャンセルによる処理落ち解除に対処するためにも、できる限り、2ループ目の4番目の攻撃が終わるまでには発狂に持っていきたい。
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SSのプロアクションリプレイが欲しかったので、初めてヤフオクを使ってみる。とりあえず5250円で落札。相場を知らないので本体価格として高いか安いかは分からないのだけど、時期的にサターン用のものがあるかどうか分からないこと、どこに売ってるか知らないこと等、不確定要素が多い上、秋葉原に行くために必要な時間と金と体力を考えると、多分それほど高い買い物という訳ではないと思う。物は土曜日に届く予定。
ついでに、他の品物を色々と物色してみる。今までヤフオクにはほとんど興味がなかったんだけど、色々検索してみるとこれが見てるだけでもなかなか面白い。
検索ワード『都築真紀』
雪桜(同人誌/りむ×閑)とか、ホットミルク(NAKED
MIND が収録されてるやつ)だったら、都築漫画好きだったら3〜4000円ぐらい出す価値はあるだろうけど、エース桃組vol.1はどう考えても2000円の価値はないと思うのだが。
検索ワード『ナコルル』
これとかこれとかこれがすごく欲しいのだが、いちいち買ってたら金がいくらあっても足りない気が。チクショー。
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朝起きると、台所で卵焼きを焼いてくれている女性
これを読んだ瞬間、まったく唐突に知佳(とらハ2)のことが頭に浮かびました。確か、そんな感じのCGがありましたよね。どんな状況だったのかは忘れてしまったけど。『あ(はぁと)、おとうさん、おはよう』みたいな。(←事実誤認)
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