鬱と電波と萌えな日記


はじめに.

 
書いてる人(しのぶ)は基本的に情緒不安定な人ですので、日によって鬱な内容だったり毒電波が混入してたり下品な文章になったりすることがあります。合わないと感じましたら、読むのをお止めになることをお薦めします。

 日記内では、ゲームや漫画等のネタバレがしばしば含まれています。ネタバレ時は赤字にてその都度注意書きを加えますが、忘れることもあります。その旨予めご了承ください。


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2001/8/31 (金)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#31


 特にネタもなく。
 現在ゲーム意欲皆無。本を読んでる方が楽しいのれす。


 自分用のメモ。

 もし、目に見える記号と目に見えない記号との2種類があったとしたら。私の思う『記号を超えた人間的な何か』すらもが記号として表し得るのだとしたら。この場合、単に私の認識が甘かったということになり、記号萌えは成立することになる。

 一目惚れによって『好き』になることはある。が、『萌え』はキャラとの時間を共有しなくては生まれない。昨日の補足。


 特別に何か言いたいことがあるって程じゃないんですが、なんか反応したいので。5箇所ほど。


 S.MA.P こと、すかいてんぷるMA Plus っていうのは Skytemple Mayu Ayu Plus という解釈でよろしいのでしょうか?(真面目)


 呟くだけでその言葉そのものが意味を持つような不思議な魅力

 好きな台詞や名台詞などとはまったく違った種類のもの。
 力のある言葉、何か魔力の篭ったような言葉、私もいくつか覚えがあります。

 ゲームでなら私が真っ先に思い出すのは、だからあなたのこと忘れます、さようなら、本当に好きだった人、の辺り。ONEの中には魔力の篭った言葉が幾つも出てきますが、その中で個人的に最も強烈なのがこの台詞。好きな台詞だったら他に幾らでもありますが、このフレーズだけは、思い出すだけで身震いがします。で、身震いしつつも、このフレーズを脳内再生する度に私はある種の快感を覚えるんです。どうしてそうなのか、は分かりませんけれども。


 目覚めたばかりのときに聞こえる音楽は本当に速く聞こえるのか?

 クラシックを聴きながら居眠りはしょっちゅうやります。で、寝惚けた頭に音楽はどう聞こえるかなんですが、私が記憶している限りでは、速く聞こえたっていうのはないです。速くは聞こえないですが、ただ、寝惚け状態の時は音楽がすごく刺々しく感じられます。普通の状態で聴けば優しく響くはずのピアノの音が、寝惚け状態だと脳に突き刺さってくるように感じられる、というか。音楽を聴きながら目覚めるっていうのは、私に関してはかなり嫌な目覚め方です。

 どんな目覚め方がいいかって言えばそれはもう、小鳥に『起きてー』ゆさゆさって。ごめんなんでもない。


 Lotus [8/29] 好き好き大好き! に関する記述。うーん、監禁するゲームだっていうのは以前から知ってたのだけど、監禁してヒヒヒヒヒっていうゲームではないのね。

 元々主人公は純粋に蒲乃菜のことを大切に思っていただけに、監禁したあとも非常に大事に扱うのです。蒲乃菜の嫌がることはしませんし、少しでも蒲乃菜の気分を損ねるようなことがあったらそれが原因で落ちこんでしまうほど。

 とか読むと、すげぇやってみたくなります。


 微乳とかワビサビとか。葉月さんの雑記[8/31]

 その台詞、私は 2chネギ板名台詞スレッドを見て知りました。
 このはちゃれんじ!は荒川氏が書いてるって時点で当然のように購入確定なんですが、こういう台詞を見ちゃうと期待度が跳ね上がりますよね。

 あーところで、雑記のアンカーが間違ってる模様。修正希望デス兄チャマ。


 メイド服とか。基本的にダメダメ話。

 真面目な話としては、メイドさんはメイド服を脱いでもメイドさんであり続けると確信してます。メイドさんは種族なので。ただし、エロゲーのエロシーンに関する限り、私は半脱ぎまんせーな人なので、メイド服を脱ぐのは不許可です。巫女服も同様。巫女さんもメイドさんと同様、服を脱いでも巫女さんであり続けるはずなんですが、やっぱこう、服を着てた方が視覚的に安心するというか。嘘。なんだかんだ言ってもやっぱり服着てた方が萌え&燃えますし。理想としては、服を脱いでもメイドさんとか巫女さんの属性を保ち続けるような描写がされたらいいなあと思うのですが、ライターにかなりの技量が要求されるかも。半脱ぎまんせーな人種であるしのぶさんとしては、服を脱がすことに明確な“意味”が欲しいのです。テキストの次元でもいいから、服をすべて脱がすことが一種の“征服”であると感じられるような、とか。


 あと、千鶴先生[Honey]は俺のなので消えてもらいます。

 スカイテンプルの核弾頭ことあゆあゆ、いけ!
 恋敵、早瀬(敬称略)を亡き者にするのだ!

 あんですとー!?
 どこの口がこのあたしに向かってそんな生意気ほざいてんのよ?


 ふっ、どうやらアンタ、まだあたしの恐ろしさが分かってないみたいね…。
 二度と社会復帰できないようにしてあげるわ。(ニヤリ)


 …ま、まて、俺が悪か(グシャッ)

 以後、しのぶの姿を見た者はいない。
 合掌。


2001/8/30 (木)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#30


 近況。

 会社のミーティングルーム内にたまたま旅行会社のパンフレットが置いてありまして。内容はオーストラリアのパックツアーのものなんですが、その中にウェディングプランとかあって花嫁さんの写真とかが載ってるんですよ。

 で、その写真を見ながら、脳内で小鳥のウェディングドレス姿を想像して一人で幸せに浸ってました。

 …およそ、世界は平和らしいです。


 萌えに関して。

・自分の中にある例えば「澪」という情報や物語とは無関係に澪が存在することは喜びであり、幸せであり、自分の中にいない澪を見たとき、萌えとは別種の「好き」が私の心に生じる、気がする。今はもう澪は思い出であり既知だが、その思い出ゆえに既知でない澪が存在していたことを私は忘れない。僕と無関係に澪は存在していた。そして輝く季節の向こうには、今も僕の知らない、知る事の出来ない澪がいる。だから僕は澪が好き。

 雪駄さんの雑記[暫定版]より引用。

 他に、関連リンクとして、早瀬さん[8/29]&[8/30]らむださん[8/30]とくそんさん[8/29]辺り。

 人によって意見が違うことが、単純に、面白いなあと思う。
 で、色々な意見に刺激を受けつつ、自分にとっての萌え/好きとはどういったものなんだろうと更に考えてみました。

 その結果、新たに分かったことがありまして。

 雪駄さんの文章の中に、自分の中にいない澪を見たとき、萌えとは別種の「好き」が私の心に生じる、というくだりがありますが、私がキャラクターに萌え感情を抱くのは、まさにこういう瞬間なんです。私はどうも、既知の情報には萌えないらしいのです。既知の情報というのはこの場合、属性とか記号とか呼ばれるもののことです。私にとっての記号は、早瀬さんのスタンスに近いです。つまり目印。萌える記号というよりも、興味を引きつけられる記号とでもいったもの。言葉上似てはいますが、これは別のものです。例えばギャルゲーのキャラをランダムに10人並べたとして。私はおそらくその中の何人かに注意を惹き付けられるはずです。私の注意を引き寄せる記号を持ったキャラがいれば、私は自然とそこに目が行くことになる。例えばメイドさんとか巫女さんとかですが。しかしそれはまだ萌えではありません。せいぜい、気になるアイツ、という程度。私の場合、キャラクターに萌えるためには、ゲーム世界でそのキャラクターと接する必要があるのです。キャラクターがゲーム世界で動き回り、喋り、笑い、泣く。ゲームを進めていくごとに、私は、そのキャラクターの新しい表情(表情というのは、顔だけでなくて仕草や台詞等含めて個性を表現するすべて)を次々に知っていくことになる。しのぶにとっての萌えとは、キャラクターの新しい魅力を発見する喜び、だという風に定義できそうです。物語というものが時間の推移によって変わっていく何かを表現するものであるとすれば、ギャルゲーにおける時間の推移の中で最も重要なのは、プレイヤーが主人公を通して美少女キャラクターの魅力を徐々に知っていくこと、なのではないでしょうか。私はギャルゲーをやる。ゲームをやって始めて、そのキャラクターの、記号だけでは表しきれない人間臭さみたいなものが見えてくる。そういうのを発見する度に萌える。そして、萌えを積み重ねる毎にいよいよそのキャラクターを好きになっていく。ギャルゲーをやるというのは、私にとってはこういうことであるらしいです。逆にいえば、萌え感情が発見の喜びである以上、ファーストプレイこそが最も重要だということになります。セカンドプレイでも以前に萌えたのと同じ個所で萌えることはあり得ますが、その時の萌えはどうあってもファーストプレイ時に感じた時ほど強烈な萌えではあり得ない。

 追記その1。
 記号に反応するというのは、萌えであるよりは、萌えへの予感を抱くということなのかもしれません。このキャラに萌えそうだという予感というか期待感というか。

 追記その2。
 私も一目惚れというのはたまに体験します。特に強烈だったものだけ挙げてみても、古いところでアニス・ファーム[ボーグマン]、モモ[初代ミンキーモモ]。もうちょっと新しいところで、館林見晴[ときメモ]、紅若葉[エターナルメロデイー]とか。これらについては本当に一目惚れとしか言いようがなくて、いずれも雑誌等のワンカットを見た瞬間にビビッと来てそのまま惚れこんでしまったケースです。例えばモモだと、アニメージュで38話(だと思う)のワンカット、モモが階段の手すりを滑り降りるシーン(アニメだとそのまま変身するんですが)が載ってたのをたまたま見た、というただそれだけでした。ちなみにこの時点ではミンキーモモというアニメは存在すら知らなかったのですが。館林さんとの出逢いもかなりすごくて、ときメモになど微塵も興味なかった頃、たまたま暇つぶしにUFOキャッチャーで取ったウォールクロックがあの振り向き館林さんの絵で、それを見た瞬間にビヒッと来てそのまま以下略だったりとか。脱線してますかもしかして。結局のところ今問題になるのはその一目惚れが記号に反応してのものだったのかどうか、という点なのですが、どうも私にはそうは思えないんですよね。モモにせよ館林さんにせよ、予備知識が一切ない状態だったにも関わらず絵を見た瞬間に一気に落ちた、としか言いようがなくて。これはもう単に外観がツボ(急所)に入ったというだけのことで、属性とかに反応したのではないような気がするんです、どうしても。例えばモモや館林さんの外観にどのような記号を指摘できるかと考えてみても、未だに私には答えが分かりません。

 一応、自分を観察してみた限りにおいてはこんなところだと思います。あと、私にとって真であることが他人にとっても真であるとは限らない…なんてことは言うまでもないかもしれませんが念のため。


2001/8/29 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#29


 この辺りについてちょっと思うところが。疑問点とか。

 “澪のコンパチ”とか“初音のコンパチ”という言葉は、あるキャラを、澪や初音を基準として見ているということに過ぎない。澪には萌えるが澪のコンパチに萌えないというのはある意味当たり前の話だ。なぜなら澪との比較としてあるキャラを見るのであればそのキャラは結局オリジナル(澪)には絶対に敵わないのだから。

 初音と知佳について言えば、まずとくそんさんが痕はプレイしていてもとらハ2をプレイしていないという事実がある。もし痕をプレイしていなかったとして、それでも初音に萌えていたかどうか、が問題になる。私個人について言えば、私は初音ちゃんが持つ記号的な部分(つまり他のキャラとの共有化が可能な特性)に萌えた訳ではない。私は『自分を慕ってくれる年下の少女』だから初音ちゃんに萌えたのではなくて、そういった記号を超えたところにある人間性に萌えたのだと思っている。私にとって、初音ちゃんは何よりもまず、極限状態においてさえ『お兄ちゃんから出ていけー! お兄ちゃんを返して!』と言える人間だ。だからこそ、私は初音ちゃんが好きになったのだ。私は知佳が好きだ。でもその好きは、初音ちゃんに対する好きとは違う。知佳と初音ちゃんは全然別の人間だからだ。私が知佳ぼーのことを好きなのは、彼女が『自分を慕ってくれる年下の少女』だからではない。耕介の告白に対して『…わ、わたし…もしかして、すごい残酷なコトしてた…?』と言えるような少女だったからこそ、私は知佳がたまらなく愛しいのだ。

 私は、記号に萌える、というのがどうもよく分からない。記号は本当に萌えを喚起する何かなのだろうか。自分の体験を振り返って見る限り、どうもそうではないような気がする。というか、そもそも人間というものは記号だけで説明できるほど単純な存在だろうか。誰かが“普通の女性”に見えるとしたら、それは単に彼女という人間をまだよく知らないだけなのではないだろうか。

 初音ちゃんには萌えるが知佳には萌えないという表現は、現時点では正しくないように思われるのです。正確に言えば、知佳のことをよく知らないのだから『萌えない』のではなくて『萌えようがない』のではないのでしょうか。

 澪についても同様で、澪のコンパチキャラが出てくるゲームをプレイした後でなら、彼女が上月澪とは違う人間だときっと思うはず。

 …もしかして責めてる(突っついてる)ように見えてしまうかしら。
 そんな意図はもちろんないです。ましてや俺の知佳ぼーを徹底擁護しようなどという意図は微塵たりとも…いや少しはあるな。


2001/8/28 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#28


 リンクを一件追加。
 うちの掲示板の最古参、葉月さんのサイト。

 DELICATESSEN.


 焼き肉屋で焼けた肉を全部人にあげてしまい自分はサラダバーな長森

 すごくありそう(笑)。
 でもって、やっとそれに気がついた浩平に無理矢理食べさせられるのね、きっと。

 わたしはいいよ…ってにっこり微笑んで遠慮する瑞佳萌え。浩平に強引に大量の肉を割り当てられて、わ、わたしこんなに食べられないよーって慌てる瑞佳萌え。でも密かに浩平の心遣いが嬉しくて顔に出てしまう瑞佳萌え。結局食べ過ぎちゃうんだけどやっぱり幸せそうな瑞佳萌え。

 以上、便乗瑞佳萌え4連発。


 パパゲーノの件ですが。

 今にして思うとなんであんなことを書いたのか私自身よく分かりません。寝惚けていたのかもしれない。パパゲーノというキャラクターは何よりもまず無邪気な人物なんです。無邪気さが本当に徹底しているのが彼の面白いところで、彼は悲しみに暮れている時でさえ、決して何かを憎んだりしないのです。さらば偽りの世界よ、というフレーズは終幕で3回も出てきますが、そこには悪意は微塵たりとも篭っていなくて。あれはただ、根っからの陽気な人物が悲嘆の中で漏らした溜息のようなもの。観鈴の、みんな観鈴ちんと遊んでれば良かったって後悔するの、とは全然ニュアンスが違います。おそらく。観鈴のあの台詞には、ほんの微かですが、世界への憎悪が含まれているように私には感じられるのですが、終幕のパパゲーノのアリアにはそれはないはずです。

 あと、パパゲーノは道化ではないです。強いて言えばドキュソ。王子タミーノが、高貴なもの(知や勇気)を象徴する存在であるとすれば、パパゲーノはその対極の存在です。ただ毎日を楽しく生きる以上のことは何一つ考えていない。当然、シェイクスピア的道化のような知恵なども持ち合わせていません。

 魔笛の真に面白いところは、高貴の象徴たる王子タミーノも、野卑な存在に過ぎないパパゲーノも結局は共に救われてしまうというところにあります。この辺りは思想的なもの、あるいは宗教的なものが絡みそうなのでノーコメントにしますが。

 以上、言い訳。
 テキトーに読み飛ばして忘れて貰えると、私的に気が楽です。


 演奏時間13分だかの差はどこから来るんだろうと思っていたのだが、聴いてみて納得。30ある変奏のうち少なくとも半分は、デビュー盤と比べて明らかにテンポが遅くなっている。特に顕著なのは第19変奏。

 全体として見ると、この盤では、1955年盤で聴かれたような“快速感”はなくなっているように思う。デビュー盤のひとつの特徴は、音楽が確固とした意志を持って前進していくところにあった。まるで奔流かなにかのように、決して止まらない音楽。それでいて、そこには自然物的無秩序さは一切なくて、むしろその前進のあり方には絶対にこれ以外にはあり得ないと信じる意志のような何かがあって、その確信に満ちた音の流れが、聴いている私たちに、心が踊るような麻薬的快感をもたらした。

 が、今回聴いた1981年盤はそういう音楽ではない。まだ2回しか聴いていないので間違っているかもしれないが、この盤の音楽はもっと落ちついている。こんなのは単なる言葉の遊びに過ぎないが、デビュー盤を録音した当時のグールドはまだ20歳そこそこの駆け出しの青年ピアニストだった。デビュー盤のあの勢いのある演奏は、その青年の野心の迸りだったとも言える。それから26年の時間が流れた。彼の音楽は昔と同じように確信に満ちているが、年を取った彼はもはや自分の力を外に向けて誇示したりしなくなった。そんなのは必要のないことだった。彼は自分の力を信じている。そこにある種の穏やかさが生まれる。

 つらつらとインプレッションなど。

 追記。
 1955年盤と1981年盤との大きな違いは、テンポと音価。テンポについては、1981年盤は全体的にスローテンポなので、曲の構造が幾らか掴みやすくなっている…かもしれない。対旋律が聴き取りやすいとか。音価というのは要するに音をどのくらいの長さで弾くかということ。例えば4分音符を弾くにしても、実際の演奏では必ずしも4分音符の長さ目一杯弾くとは限らない。レガート(音を繋いで滑らかに弾く奏法)の時は次の音に重なる程度に長くなるし、ノン・レガート(音を繋がない奏法)なら普通より若干短めになる。1955年盤は実に綺麗なノン・レガートで弾かれているが、1981年盤になると、幾つかの変奏に関してはノン・レガートというよりもほとんどスタッカート(音を短く切る、特に記号で指示されている時は音価の半分が基本)に近い弾かれ方がされている。ある意味、1981年盤は非常にリズミック。


 ココロ図書館とかシューベルトとか。

 こころ、あると、いいな、は指摘されるまで気がつきませんでした。迂闊。

 シューベルトに関しては、今更言うのもなんですが、できれば観鈴ちん云々は頭の中から除外して聞いて欲しいなあと思ったり。先入観を持ってしまうのはあまり好ましいことではないので。もちろん、最初のうちはその先入観が曲に出会う切っ掛けになることもままあるのですけど。私も昔は、あだ名がついてる曲ばっかり選んで聴いていましたし。ベートーヴェンなら『月光』『悲愴』『熱情』とか。あーいや、言われるまでもないことですかね、失礼。

 実は私自身、シューベルトの21番(D.960)に関してはまだ分かったとは到底言えなくて。第1楽章、第2楽章は本当に素晴らしいと思うのですが、第4楽章はまったく意味が分からない。“意味が”というのはこの場合、ソナタの結論であるべき終楽章が、それまでの3つの楽章を受けてひとつの物語の終わりを示すような深みを持っていないように感じられるということ、なんですが。おそらく曲が悪いというよりも私の聴き方がまだ甘いのでしょうけど。難しいものです。

 シプリアン・カツァリスという人は、もう何年も前ですが、NHK教育のピアノ講座『ショパンを弾く』で講師をやっていたピアニストですね。当時、ショパンのマズルカを弾く彼をTVで観て、プロのテクニックの凄みに驚いた記憶が。CDは持ってなかったりするのでどんな演奏をする人かはよく知らないのですが。


2001/8/27 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#27


 テキストサイト管理人に100の質問

1 お名前、サイト名、生年月日を教えてください。

   しのぶ、魔法の笛と銀のすず、1971年7月23日

2 血液型、星座を教えてください。

  O型、獅子座

3 身長・体重・靴のサイズは?

  172cm、65kg、25.5cm

4  家族構成を教えてください。

  父、母、妹、妹

5 家庭環境は複雑でしたか?

  普通。

6 いつからインターネットをしていますか。

  1998年8月12日

7  いつからサイトをやっていますか。

  1999年7月4日

8 自覚してる長所と短所を教えてください。

  長所 : 一人遊びが得意。(別に変な意味ではなく)
  短所 :  人間不信。

9 ネット上での、自覚してる長所と短所を教えてください。

  上記と同じ。

10 インターネット以外の趣味はなんですか?

  クラシック鑑賞、読書

11 オタクですか。

  多分ね。

12 家に帰ってから最初にする行動は、”パソコンの電源を入れる”ですよねー。

  平日はまずお風呂。休日はまず顔を洗う。

13 好きな本を教えてください。

  星の王子さま

14 好きなマンガを教えてください。

  So What?

15 好きな映画を教えてください。

  強いて言えば、紅の豚。

16 好きな音楽を教えてください。

  モーツァルトの魔笛。

17 巡回サイトはいくつありますか?

  毎日チェキするのは10箇所ぐらい、1週間単位では40箇所ぐらい。

18 好きなサイトを教えてください。

  『今』一番面白いのは Catena Aurea.

19 影響受けたサイトを教えてください。

  づしの森

20 尊敬しているサイトを教えてください。

  bLatz日記。閉鎖してしまったけど未だに忘れられない。

21 愛しているサイトを教えてください。

  小春亭

22 最高のテキストサイトは、どこだと思いますか?

  づしの森、bLatz日記(現在閉鎖)。

23 苦手なサイトを教えてください。

  苦手っていうのは別にないと思う。

24 許せないタイプのサイトは?

  傲慢。小賢しさ。

25 嫌いなサイトを教えてください。

  言えませんて(笑)。

26 会いたいサイト管理人を教えてください。

  内緒♪ 一応、二人ほどいますが。

27 リンク貼ってもらいたいサイトを教えてください。

  ありがたいことに好きな人からは結構リンク貼って貰ってるので特にないです。

28 あわよくば友達になりたい、って思ってるサイト管理人さんを教えてください。

  二人いますが恥ずかしいので名前は出せません。

29 今まで会った中で、一番面白いサイト管理人さんは誰でしたか?

  とくそんさん

30 サイトを始めたきっかけを教えてください。

  ONEレビューをアップできる場所が欲しかったから。

31 あなたの中の優先順位で、”インターネット”は何の上に配置されていますか。

  具体的に何の上とは言えないが、割と高め。ただ、優先順位が高いことに納得できずにいる。

32 あなたの中の優先順位で、”更新”は何の上に配置されていますか。

  同上。

33 あなたのサイトの現在のアクセス数と、理想的なアクセス数を教えてください。

  1日170HITぐらい? 現状維持で良し。

34 オフ会に出たことはありますか。

  約3年のネット生活でたったの2回ですが。

35 オフ好きですか?

  割とどうでもいい。

36 オフ会であった、愉快な出来事を教えてください。

  オフ会経験自体が少ないので…。

37 オフ会であった、どうしようもない出来事を教えてください。

  同上。

38 好きなサイトの管理人に会って、落胆したことはありますか。

  同上。
  ただし会った限りにおいては落胆したことはない。逆に落胆させてないか心配。

39 (爆)を使っていましたね?

  今もたまに使います。顔文字括弧文字等は極力使わないように心掛けてはいますが。

40 更新頻度はどれくらいですか。

  ここ2ヶ月に限ってはほぼ毎日。

41 一回の文章にかける時間はどのくらいですか?

  30分〜3時間。最大で4時間ぐらい。

42 1日に何回アクセス解析結果を見ますか?

  1回。

43 1日に何回自サイトの掲示板をチェックしますか?

  掲示板があった当時は3回〜5回。

44 仲のよいネッ友は誰ですか。

  “知り合い”は色々いそうだけど、“仲が良い”と言える人っていうと分からない。私は臆病なので、半ば無意識に一定の距離(あまり親しくないがゆえにある程度の丁寧さを取ってもらえる距離)を取っているので。

45 ネゲットはアリですか?

  ネゲットって何?

46 ネゲットしたことありますか?

  だからそんな言葉知りませんて。

47 自サイトのファンをネゲットすることは可能と信じますか?

  パス。

48 恋人、もしくは好きな人は、ネットで知り合った人ですか?

  そんな人いない。いたらいいなーとは思うけど。

49 侍魂はどうですか?

  まあ普通に面白い。けどあまり興味はない。

50 愛・蔵太さんはどうですか?

  関わりがないのでどうでもいい。

51 あなたのサイトが、愛・蔵太さんにどういうレビューをされたのか、教えてください。

  りどみに登録してないし。

52 サイト持ちということを、会社や学校で隠していますか。

  知ってる人もいる…が、内容は教えてない。誤魔化してる。

53 サイト持ちということを、恋人に隠していますか。

  そもそも、いねーよ。ゴルァ。

54 サイト上でのキャラクターであるあなたと、実際のあなたのギャップはどれくらいと自覚していますか。

  自分では差はないと思ってる。ただ、口に出すか出さないかの違いだけで。

55 よく使う言葉は?

  ていうか。

56 自分の文章は、何らかの付加価値を産み出すに値すると思いますか。

  絶対ありえない。

57 自分のサイトキャラクターはかっこいいと思いますか。

  絶対にない。

58 自分の性格はかっこいいと思いますか。

  一言で言って最悪。

59 自分の外見はかっこいいと思いますか。

  一言で言って最悪。

60 自分は痛いと思いますか。

  当社比100倍ぐらいで。

61 メル友は何人くらいいますか?

  メール嫌いだし。

62 ICQリスト、またはMSNメッセンジャーリストに、何人登録されていますか?

  興味ないのでやってない。
 
63 最近、いいことありました?

  程度にもよるが、すぐには何も思い出せないので多分ないのだろう。

64 最近、嫌なことありました?

  これも程度問題。すぐには思い出せないのでないといえばないのかも。細かいレベルでなら幾らでもあるが。

65 理想の恋人像を語ってください。

  聞き上手な人。

66 サイトで、三村ツッコミを使ったことはありますか。

  は? なにそれ?

67 決めゼリフをどうぞ!

  ほら、はぁーってしてよ。

68 あなたのアイデンティティを、さあどうぞ!

  質問の意味が不明です。

69 1日何ヒットからが大手だと思いますか。

  考えたことない。1000HITぐらい?

70 自分のサイトをカテゴライズするなら、何系ですか?

  主観的にはとらハFC. 客観的にはゲームネタ中心の日記系。

71 普通に遊ぶネッ友はいますか。

  ネット関係の知り合いとはほとんど会わないし。

72 ネッ友と遊ぶのは楽しいですか?

  同上。

73 ネットをやるようになってから、それまでの交友関係に支障が発生しましたか?

  しない。元々狭い付き合いだし。

74 こういう人大好き〜!っていう人のタイプを教えてください。

  聞き上手。

75 どーしようもねーな、こいつ。っていう人のタイプを教えてください。

  人の話を聞くのが下手。自爆発言だが。

76 どうでもいい人のタイプを教えてください。

  小賢しい人。

77 一番自信のあるテキストを教えてください。

  そんなのある訳ない。…が強いて言えばELYSION&とらハ3関連の文章。

78 一番消したいテキストを教えてください。

  自サイトではないけど、とある掲示板に投稿した自分の記事すべてをなかったことにしたい。

79 ネット自慢してください。

  自慢できるようなことはなにもない。

80 ネット懺悔してください。

  某オフィシャル掲示板上でフレームをやっちまったことがあります。

81 仲間に入れてほしい(入りたい)コミュニティがありましたら、教えてください。

  ない。私が興味あるのは個人であってグループではないので。

82 自分のサイトが1番面白いですか?

  自分の本当に読みたいものを書いているという意味ではそう。ただ、常々、誰かに代わって欲しいと思っている。負かされたい、というか。

83 掲示板に、どうしようもない書き込みがあったときの対処法を教えてください。

  今なら黙ってアクセス制限掛けるかも。

84 相互リンクに対する見解を述べてください。

  相互リンクは大抵が宣伝なので却下。相互リンクはあくまで結果に過ぎない。

85 フォントいじりに対する見解を述べてください。

  センスが問われるのであまり乱用しない方が良いと思う。

86 ネットバトルしたことあります?

  恥ずかしながら、何回か経験あります。

87 ネット上だと強かったりしますか。

  弱いと思う。理論的な思考ができる脳を持ち合わせていないので。

88 2chテキスレを見てますか?また、書きこんだ経験は?

  一応、幾つかのスレッドが巡回ルートに入ってます。が、優先順位は低め。投稿はたまーに。

89 前サイトのタイトルは?そして、どんなサイトでしたか?

  これが一個目だし。

90 没になったサイト名候補を教えて下さい。

  仙水さんの書斎。パパゲーノの住処。

91 自分のサイトの現在のアクセス数は不当であると感じていますか。

  不当。内容に対してアクセスが多すぎ。

92 テキストを書くにあたり、最重要視している要素を教えてください。

  どこまで自分に正直であれるか。ただし必ずしも実行できている訳ではないが。

93 プロフィールに嘘を書いていますか?

  プロフィールページ自体ないし。

94 あなたの夢を教えてください。

  まひるに逢いたい。

95 ライターデビューを視野に入れていますか?

  考えたこともない。

96 作家デビューを視野に入れていますか?

  同上。

97 隠しサイトって持ってます?

  隠し掲示板なら持ってる。

98 サイトを閉鎖するときがあるとすれば、どのようなときですか?

  今のところ想像できないが、自分を心底クズだと感じたら閉鎖するかも。

99 サイトに対する信念があれば、教えてください。

  毒にも薬にもならないくらいなら毒の方がマシ。

100 最後に、何か一言お願いします。

  まひる、結婚してくれ。


2001/8/26 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#26


 君が望む永遠 [age] −激しくネタバレ−

 ファーストプレイ。遙エンド。

 紆余曲折。

01) 葉月さん&やまさんによると、メインヒロインをクリアしてからでないとサブキャラ[あゆまゆ蛍]のフラグが立たないらしい。
02) ショックを受ける。
03) まあ最初からトゥルーエンドを見られないゲームは今に始まったことじゃないし、とポジティブシンキング。
04) やむを得ず、まゆたんを落とす手段として仕方なしに遙狙いでスタート。この時点で水月&遙は路傍の石。
05) 単なる手段でやるとタルイので中断。
06) 某所でコンプリートセーブデータを拾ってきて、無理矢理フラグON状態にして二章冒頭から再スタート。
07) これでファーストプレイまゆエンドを達成しようという、人として激しく間違った試み。
08) ファーストプレイでまゆをクリアしました〜普通は無理らしいですが、まあ愛の力ってやつですか? と日記に書こうと目論む。
09) 遙も水月も無視の方向で、まゆたん狙いプレイ。
10) あゆたんが予想外に可愛くてクラクラ。
11) 次プレイはあゆ狙いだな、などと、まゆに萌えつつも既に関心はあゆたん。
12) 8月某日、病室にて。『夜空に星が瞬くように…溶けた心は離れない…』『わたし、誰かと誓ったような気がするの…』
13) ………………………。
14) 愕然。……………俺は遙を裏切れねぇ(涙)。
15) 心の中で遙に謝りつつ、拾ってきたセーブデータを破棄して二章冒頭から再スタート。
16) 痛みと戦いつつプレイ、遙エンドへ。すっきり。

 やーただでさえ仕事が忙しくて時間がなかったのに、変なことやってたせいでえらく時間が掛かりましたわ(笑)。

 現時点で言えることを箇条書きで。

・その瞬間に喋っているキャラだけでなくて、それ以外にキャラも状況によって立ち絵がころころ変わる演出は面白い。

・ギャグはカーグラのやつがめっちゃ面白い。人を選ぶネタだけど。ゲトラク6速ミッション+ビルシュタイン+V8ターボ+ブリスターフェンダーとか(笑)。水泳でオリンピックを目指す水月に関しては誉め言葉かもしれないけど、ひとりの女性としての水月に対するものとしては誉め言葉じゃないよな、これは。

・茜がようやく主人公に笑顔を見せるところ。なんか自分でもよく分からないけどジーンと来た。ああ何かが動き出した、状況は良い方向へ向かっている、と唐突に思った。そのすぐ後にテキストでも主人公が同じことを考えていたのが明かされて驚いて、ちょっと嬉しかった。

・お姫様抱っこを恥ずかしがる遙、激萌え。頭に手をやる遙のCGがもう凶悪。窒息死的に萌え。

・病室に水月が乱入。固まった。画面を凝視したまま身動きできなくなった。この先を見るのが恐くて恐くて、しばらくマウスをクリックできなかった。

・『でもほら……涼宮遙は……ここにいるよ』 演出が良いのですここは。台詞と同時に、ではなくて、最初にCGが現れてその後に台詞が出る点に注意されたし。遙がパッと両手を広げて、私たちはそこに注意を引き付けられる。聞く準備が出来ているところに、あの台詞が来る。絶妙な間の取り方。

・水月の変化。主人公と水月はたぶんもうダメだ、と分かってしまうからこそ、一層痛々しい。

・エンディング。さわやか。途中経過はともかく鬱る要素なんてないじゃんよ。ただし最後のCG[数年後の写真?]は邪魔。あれは本来、書かずにプレイヤーに予感させるべきもの。

・涼宮遙というキャラクターは本来なら私の好みのタイプではない。普通の学園モノだったらまず攻略しようと思わないだろう。第1章で遙が主人公に告白してくる辺りでは、まだ彼女はどうでもいい存在だった。主人公を取り巻く環境を作ったキーパーソンが実は遙だったと分かる辺りになって、遙がどうしようもなく可愛くなった。その後はもう、会う度に、彼女のことが好きになっていった。念のために言っておけば、今書いているのは主人公ではなく私(しのぶ)の心情。要するにまあ、見事なまでにコントロールされまくってる訳だ。遙シナリオが終わるまで、主人公と私の心情が乖離することはほとんどなかった。これは一種の快感だ。

 余韻が残っているうちは次プレイは無理。しばらく封印。以上。


2001/8/25 (土)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#25


 仕事が忙しいので更新は不定期になりそうなのれす。今週から4週間続けて土曜日出勤はちとキツイ。再来週は三日間[9/1〜9/3]泊りがけの研修があるので、少しは息抜きになるかも。それがせめてもの救い。


 お買い物。

01) ゴールドベルク変奏曲 [バッハ/グールド/1981年録音盤]
02) ピアノソナタ 19番・20番 [シューベルト/内田光子]
03) ピアノソナタ 15番・18番 [シューベルト/内田光子]
04) ピアノソナタ 17番・14番 [シューベルト/内田光子]
05) ピアノソナタ 16番・9番 [シューベルト/内田光子]
06) ピアノ協奏曲 25番 [モーツァルト/アルゲリッチ]
07) ピアノ協奏曲 21番 [モーツァルト/ケンプ]
08) 無伴奏チェロ組曲 [バッハ/フルニエ]

09) 吼えよペン 2巻 [島本和彦/Sunday GX Comics]
10) Sister Princess 7巻 白雪 [天広直人/公野櫻子/メディアワークス]
11) てんしのはしご [StudioAIR/Win18禁]
12) ももいろさんご [花見沢Q太郎/Young King Comics]

13) 心的外傷と回復 [J.L.ハーマン/みすず書房]
14) 西洋音楽演奏史論 序説 ベートーヴェン・ピアノソナタの演奏史研究 [渡辺裕/春秋社]
15) 吉田秀和全集 13巻 音楽家のこと [吉田秀和/白水社]

 ゲームソフトだと6800円ぐらいポンと出せるのに、本で6800円というととてつもなく高い買い物に思えるのは不思議。私が買ったことのある一番高い本は、モーツァルト書簡全集の約8000円×5冊が最高記録なんですが、今回は二番目。三番目は広辞苑の6500円。…ああそういえば、なこるる萌えの勢いで買ったアイヌ語辞典は10000円だったな。あんまり面白くなかったけど。(←不謹慎)

 シューベルトの後期ピアノソナタのスコアも欲しかったのだけど売ってなくて買えず。


2001/8/22 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#22


 シューベルト ピアノソナタ変ロ長調 D.960

 こんな音楽は人間に書けるものではない。人間が耐えられる悲しみの限界を超えてなお耐えぬいた人でなければこんな音楽を書くのは不可能だ。晴子が帰ってこなくて、独りで生きていかなければならなかったとして。生きることそれ自体が悲しみであるような孤独の中で、最期まで世界を憎むことをしなかった観鈴、というものを想像してみて欲しい。この音楽の背後にいるのはそういう人間だ。

 あのパパゲーノですら、最期の刻には Gute Nacht, du falsche Welt! (さらば、偽りの世界よ)と呟いているというのに。


 しのぶ的に、この人はホームページを作って欲しいなあと密かに思っている人が何人かいまして。掲示板より自由度の高い自分のスペースで好きなことを書けたら、きっと面白いものが読めるだろうなあとか。具体的に名前を挙げると、葉月さん、keyさん、11番目の猫さん、のお三方なんですけど。

 常々そんなことを考えていた矢先、葉月さんが個人サイトを開設したようです。ぶらぼー。
 嬉しいので、ささやかですが宣伝させて頂きます。

 ということで、こちら。

 とりあえず早めにサイト名を決めてくだされ。>葉月さん


2001/8/21 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#21


 今日の日記をサボるべく、フライング更新。


 こんなこと特に書いても書かなくてもいいんですけど。
 うちの日記を読みに来てる方に関しては、http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary_new.htm への直リンクを推奨します。わざわざトップから飛ぶよりそっちの方が効率的でしょうから。直リンクでも構わない、というより『推奨』です。


200/8/20 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#20


 きみえそ開始。
 予定通り、ファーストプレイは蛍たんかまゆたんで。


 最近のアクセスログに残ってた検索ワード。

 『女の子になりたい』

 試してみたらうちがトップにきました。
 Google で1580件ヒット(21日未明時点で)。意外に同じこと考えてる(悩んでる)人は多いのか?


 アンドラーシュ・シフのゴールドベルク変奏曲。
 もし秋葉原に行ける場所にお住まいでしたら、石丸電気[3号店 or ソフトワン]を探してみてはいかがでしょう。品揃えの豊富さはちょっとしたものですし。シフ版では、グールドとはまた違った、もっと叙情的な世界が開かれます。ゴールドベルクが好きならお薦め。


2001/8/19 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#19


 POWDER SNOW 〜この場所で一緒に〜 [MEGAMI]

 唐突に巫女さん萌え病が再発したので、長らく積んであった POWDER SNOW〜この場所で一緒に〜[MEGAMI]を開封&インストール。攻略データを参照しつつ、スキップを最大限に駆使して3時間ぐらいでコンプリート。以下、ネタバレ雑感。

 奈緒。
 主人公のことをお兄ちゃんと呼ぶ少女。幼少時より主人公の付き人になるよう教育されているらしい。属性は[妹とメイドと病弱]。物語の展開は加奈[D.O]だが、病気?と戦う少女の物語という誰でも泣かせられそうなお話なのにあまりピンと来ない。身も蓋もない言い方をすれば、全然泣けない。なぜだろうと考えてみると、これはおそらく音楽と脚本の稚拙さのせい。まず、BGMが個々の場面の雰囲気と必ずしも合っておらず、雰囲気を盛り上げる役割をまったく果たしていない。例えば、孤独の中で衰弱していく観鈴[AIR]とか、同情に苛立つレン(とらハ3)とか、そういう場面でごく普通の日常的なBGMが流れたらどうなるか。この作品ではそういう失敗をしている。もうひとつは、ライター氏の力量不足。言葉に力が込もっていない、という言い方は抽象的すぎるが…なんといったら良いだろう。とにかく魅力の感じられない文章。退屈。

 翔子。
 巫女さんそのいち。幼なじみ。3つあるシナリオの中では一番平凡。それゆえに却って安心して読める。自分の死期が近いことを知って、(彼女のために)彼女に嫌われようとする感覚は、結構分かる。ここでも脚本家の筆力のなさゆえ盛り上がりをまったく欠いているのが残念だが。

 余談。昔、仲の良かった先輩に聞いた話だが、その先輩の友達(仮にS氏としておく)が仕事中に怪我をして片手の指の幾つかを失ってしまった後、Sさんは付き合っていた彼女に別れ話を持ち掛けたそうだ。このまま結婚しても、親父(自分)の指がないのでは自分たちの子供が辛いだろう(イジメとか)から、俺たちは別れたほうが良いんじゃないか…とか。そしたら。別れ話を持ち掛けられた彼女は、泣きながらSさんを引っ叩いて、Sさんの弱気を叱ったという。もちろんその後も、Sさんと彼女はお付き合いを続けているそうだ。

 まあ本当に余談なんですが、そんな話を思い出しながら翔子シナリオを読んでました。

 桔梗。
 巫女さんそのに。幽霊。生前の記憶を失っている。3つのシナリオの中で一番ドロドロした話。愛憎劇。でも筆力のせいで以下略。3つのシナリオに共通することなのだが、危機の描写に迫力がないため、問題が解決してもあまりカタルシス(ハッピーエンドについて“カタルシス”という言葉を使うのは由来的には間違いだったような気もするが)が得られない。ラストで彼女が成仏するシーンも感動とかまるでなし。本来ならこの場面こそ最も力を入れるべき場所のはず。Lien[purple]が別れの描写にいかに拘っていたか。キャラ萌え的には桔梗が一番可愛いのだが、彼女の魅力を引き出すような物語には遂にならなかった。

 その他。
 このゲームはえっちシーンの巫女服着用率が高いのが非常に素晴らしい。いわゆる半脱ぎってやつ。まんせー。他のメーカーさんもこういう姿勢は見習って欲しい。シナリオ的にはダメダメなゲームだけど、エロゲー的にはまず合格。

 萌えCG.
 翔子の着替えシーン。巫女服の着替えCGって珍しいかも。激萌え。

 総合評価。
 巫女さん半脱ぎまんせー!!


 なごころ [袴っ娘推進委員会]

 巫女さん萌えな人には毎度おなじみCG集。
 相変わらず超美麗なCGの数々。和みまくり。

 『おやすみ早苗ちゃん』とか『すってんつらら』とか、もう呼吸困難に陥りそうなレベルで萌え。
 今回の版権物は菜織[With You]、千鶴さん[痕]、すばる[DC版こみパ]。いずれもオフィシャルを遥かに凌ぐ可愛さ。


 『日曜日だから』ではなくて『明日仕事だから』憂鬱になるんだよね、本当は。
 どうせ会社にいけば普通に仕事して普通に同僚と笑っているに決まっているのに、そう思うことで『前日』の心の負担は少しも軽くならない。

 まあなにが言いたいかというと、憂鬱に取り憑かれていて各所への反応ができる状態ではありません、ということ。


2001/8/18 (土)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#18


 金曜日から土曜日に掛けて徹夜。そのまま秋葉原へ。現在18日の23時30分。激ねむ。PS版シスプリのオープニングを聴きながら書いてます。流しっぱなし。もはや慣れました。慣れると麻薬です、あれは。


 車内で友達とゲーム談義。
 彼は既に君が望む永遠をプレイしたとのことで、色々と話を聞かせてもらう。

・衝撃の事実 そのいち。なんと遙はあの事故で死ななかったらしい。私は絶対死んだと思ったんだけどなあ。そんで、本編は孝之が遙の死を吹っ切る話になるんだと予想してたんですが。例えば『君はそこにいる、ぼくはここにいる、ただそれだけの違いだ…』(Papa told me より)みたいな展開。ううむ。

・衝撃の事実 そのに。誰のシナリオでも多かれ少なかれ鬱な展開になるらしい。水月や遙はともかくとして、まゆたんや蛍たんのシナリオで鬱展開というのはちょっと想像しにくいのだが。彼の主観的に一番精神的にきつかったのは水月シナリオだとか。ついでに、お前(しのぶ)と言えど『まゆたんハァハァ』などと抜かす余裕は多分ないだろう、とのこと。

・余禄。彼は次にねがぽじをプレイする予定だったらしいのだが、君が望む永遠で思いがけないダメージを食ったので、ねがぽじは後回しにするとのこと。そんなにきついのデスか兄チャマ。

 私自身は来週の月曜日くらいから始める予定。


 保護したもの一覧だけ書いて終身…まてや“終身”ってなんだ。就寝の間違い。

01) PARTY'S BREAKER   [こみパ格ゲー/渡辺製作所]
02) なごころ   [お小夜のCG集第6弾/袴っ娘推進委員会]
03) 巫女CG集 その弐   [巫女さんCG集/巫女絵描き連盟]
04) 初少女   [おがわ甘藍/松文館]
05) ミルクコミックさくら vol.17   [ロリ系アンソロジー/松文館]
06) ミルクコミックさくら vol.18   [ロリ系アンソロジー/松文館]
07) SEVEN   [Bect/ちょびっツ/ちぃ/18禁]
08) MOUSOU THEATER   [STUDIO BIG-X/ちょびっツ/ちぃ/18禁]
09) 叶えるための「○」   [彩/シスブリ/可憐/18禁]
10) あんまんぱらだいす   [REDすぺっく/SNOW/彩さん(←違います)/18禁]
11) ちぃの成長日記   [PINK CHUCHU/ちょびっツ/メイドちぃ/18禁]
12) Canon   [デジタル兄貴/Kanon/オールキャラ/18禁]
13) なつれもん   [KominkanZ/檸檬/カレン/18禁]
14) れな〜ん本   [けんろー工房/HANDMAIDメイ/レナ/18禁]
15) OSHIOKIレナちゃん   [蛸壺屋/HANDMAIDメイ/レナ/18禁]
16) ECO SPLASH   [うろぴょん☆/えここ/18禁]
17) ぷにテン   [Milky place/ぴたテン/美紗/18禁]
18) 妹婚2   [篠原重工営業部/シスプリ/咲耶・四葉・雛子/18禁]
19) フルーツバスケット 7巻   [高屋奈月/花とゆめ/白泉社]
20) さんさんさん2   [柳原望/花とゆめ/白泉社]

 もりしげ18禁漫画は表紙をチェキして魅かれるものがなかったので今回は見送りました。ごめん。


2001/8/17 (金)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#17


 ハイチュウを食べてたら奥歯の詰め物が取れちゃいました。
 なんとなく不安。来週辺りにでも歯医者に逝ってくるか。


 トップページを変えてみました。
 前からやってみたかったメモル絵トップ。

 あと、トップページに合わせて全体のデザインを微妙に修正。見栄えの良いサイトデザインを心掛けてはいるんだけど、私程度ではこの辺りが限界っぽい。見た目の格好良いテキストサイト、が私のひとつの理想なのよ。あと、萌えメーターはなんとなく飽きてしまったので撤去。代わりに萌えキャラ一覧とか。


 S.MA.P[雪駄さん]のトップと雑記最新が Not Found になってるのはリニューアルのためですか?
 なんかドキドキしてるので、なるべく早くの復活を希望。


 とくそんさんの日記[8/17]

 桜花[SNOW]攻略不可ですか…。それは激しく鬱なニュースです。

 とりあえずまだ夢を見続けていたい私としては『主人公から見て桜花は、あくまで子供を愛でる父親といったポジションです』という発言を最大限に好意的に解釈して、父娘らぶらぶ、が見られるものと期待したい。とりあえずえっちシーンについては我慢しますから、せめて『桜花エンディング』はちゃんと用意して頂きたいです。>Studio Mebius 様


 らむださんの日記[8/16]&[8/17]

 今、心の中にあることを正直に言うと。

 私は、らむださんの仰る“心理的圧迫”というものをどうも額面通りには受け取れないのです。“心理的圧迫”を件の女性が本当に感じているのかどうか、よく分からない。むしろ、らむださんは件の女性に信頼されているようにさえ、私には思えます。らむださんの置かれている状況がそんなに分の悪い賭けとはどうしても思えないんです。別に気休めなんかじゃなくて、率直な印象として。

 見当外れかなあ。どうだろう。


2001/8/16 (木)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#16


 衝動的に部屋の掃除なんか始めてみる。主に不要物の処分とか。雑誌のバックナンバー(Lala、ゲーメスト、アルカディア)とか外付けHDDの箱(MOとか色々合わせて6個ぐらい)とか、置いてあっても意味がないものをまとめて処分。ちょっとだけすっきり。もちろん、捨てる前にお気に入りのページだけスキャンしてHDDに保存、は忘れません。


 吼えよペン 1巻 [島本和彦/Sunday GX Comics/小学館]

 ようやく発見。部屋に帰るまで待ちきれなくて(←ガキ)帰り道の途中で寄った飲食店で食事しながら読んだのですが、笑いを堪えるのに一苦労でした。島本節は依然衰えず、というところですか。個人的には、ミザリーを思わせる4話が特に笑えた。


 GirlFriend.

 らむださんとくそんさん、に続いて、早瀬さん(おかえりなさいア・ナ・タ)とかざみさんが購入した模様。

 布教は順調というところですか兄チャマ。
 全ページ萌える、というのが全然誇張でないところがあの漫画の恐ろしい素晴らしいところです。


 トロイメライが出てくる作品と言われると私は銀色のハーモニー[柊あおい]ぐらいしか思いつきませんが(笑)。
 ついでに言うと、ヒロインがハノン教則本(ホントにクソ詰まらないんですよこれ)を嫌がる?シーンに一人で頷いてたり。

 そういえば歓喜の歌がエヴァの24話で使われた時は結構複雑な気持ちだったなあ。歌詞の意味が一応分かるので、ここでその曲はないだろうと思って。でも、絵と音楽のシンクロが生み出す効果は麻薬的なものがあるんですよね、あの一連の場面。


 ちゆ12歳[8/10]から飛んで、わたしたちの少女マンガアンケート[結果]

 総合ランキング15位圏内で私が知っている(読んだことある)のは、萩尾望都、高屋奈月、CLAMP、大島弓子、の4人のみでした。意外に私の少女漫画知識は浅いらしいことが判明。しかも知ってるって言っても、それぞれ、ポーの一族、フルーツバスケット、CCさくら、綿の国星、しか読んだことないし。

 わたしのバイブル10位圏だと、キャンディ・キャンディ、ベルサイユのバラ、ポーの一族、の3つのみ。なんかこのデータって年齢が高くない?

 読んでる雑誌10位圏だと、全然読んだことないのが Cookie 、コーラス、別冊フレンド、の3冊。
 私がある程度長期に渡って読んでたのは、LaLa、Young You、りぼん、の3冊。今読んでるのはLaLaのみですが。

 今更言うまでもなく、私にとって少女漫画のバイブルと呼べるのは [So What? / わかつきめぐみ]ただひとつです。


2001/8/15 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#15


 2chクラシック板シューベルトスレッドから飛んで Classical Archives.

 クラシック関連のMIDIデータを集めたサイト。こういうのが出てくるから 2ch探索はやめられないんですよ。このサイト、モーツァルトのページだけは以前から知っていたんだけど、他の作曲家のものもあったとは知りませんでした。クラシックに興味のある人(うち関連の知り合いだと入江卿(sir)とか)はここで試聴してみるのも良いのではないでしょうか。メジャーどころは大抵聴けるはずです。

 よくよく探すと、ショパンの練習曲[レオポルド・ゴドフスキー編曲版]なんていうマニアックなのもあったり。素敵すぎる。

 ただ、ここは外国のサイトなのである程度[英/独/仏]語を読めないとどれがどの曲か分からない可能性が大であるのが問題。入門〜初級レベルだとそもそも目当ての曲を探すのに苦労するかもしれません。私の場合だと、英語/ドイツ語表記の曲はまあ知ってる曲に関しては分かりますが、ドビュッシーのページなんかはフランス語表記なので訳分かりません。

 あと私が聴いてみた感じ、曲によって当たり外れが激しいです。例えばモーツァルトのピアノソナタ K.545 の第1楽章 (ママは小学4年生のエンディングのピアノ曲、と言えば多分ピンと来る人もいるでしょう)ひとつ取ってみても、これはページの頭近くに載っているやつよりも、そのちょっと下に掲載されているバージョンの方が全然良いです。ショパンなんかも素晴らしいと思うものがある反面、なんじゃこりゃ〜なデータもあります。知っていれば別に問題はないのだけど、初めて聴く曲だった場合は下手な演奏(この場合はMIDIデータ)だとその曲の良さに気づけない可能性もある、ということ。

 トップページ→サイトマップ[SITE MAP]→聴きたい作曲家の名前を選択、が一番分かりやすいです。

 あと、ショパンのメジャータイトルをいくつか。結構見つけづらいと思うので参考までに。作品番号で探すと良い感じ。

・別れの曲  [Etude in E / op.10-3]
・革命のエチュード  [Etude in C- / op.10-12]
・牧童  [Etude op.25-1]
・木枯らしのエチュード  [Etude op25-11]
・夜想曲 作品9-2  [Nocturne in Eb / op.9-2] ←多分誰でも知ってる(くらい有名)
・夜想曲 作品9-1  [Nocturne in Bb- / op.9-1] ←PS版シスプリで可憐が弾いてるのはこれ
・軍隊ポロネーズ  [Polonaise in A / op.40-1]
・英雄ポロネーズ  [Polonaise in Ab / op.53]
・雨だれの前奏曲  [Prelude in Db / op28-15]
・小犬のワルツ  [Valse in Db / op64-1]
・別れのワルツ  [Valse in Ab / op69-1]
・幻想即興曲  [Fantaisie impromptu in C#- / op.66] ←聴けば分かるはず

 その他。

・ドビュッシー アラベスク ホ長調  [Arabesque No.1 in E] ←くりぃむれもんの“エチュード”で使われてた曲
・バッハ ゴールドベルク変奏曲  [Goldberg Variations BWV.988] ←長いのであまりお薦めはせず
・メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲  [Violin Concerto in E- / Op.64] ←聴けば、ああこれか〜と思うはず

 …なんかあれこれ探してたら繋がらなくなっちゃいました。
 サーバーの過負荷を抑えるため、1日25曲以上は聴けない設定らしい。よって強制終了。


2001/8/14 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#14


 なんかごろごろしてたら1日終わってました。ああなんて勿体無いことを。


 “嫁”よりも“お嫁さん”の方が好きだなあとか意味不明なことを呟きつつ。

 なんで嫁が複数人であることに誰も疑問を抱かないのだろうとずっと不思議に思っていたんですが。

 ちゃんと美森さん【良心】がツッコミ入れてますね(笑)。

 それはそれとしてメイド隊は18禁バージョンもあるのですか。安心しました。
 今週末に秋葉原に行く予定なので探してみようと思います。


2001/8/13 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#13


 IDさんの雑記[8/8]から飛んで、復活した Platina[都築氏の個人サイト] へ。

 裏BBSの方にひっそりと書こうかと思ったんだけど、陰口になっちゃいそうなので日記の方に書きます。なんかなあ。色々と苦労はおありなのでしょうが、それにしても…なんかこう痛々しいというか。

 特に、プロフィールとかギャラリーの“〜よだん・及び、ポエムめいたもの〜”内の文章、、、

 「好きでいてあげること」への代償を、あんまり求めないでね?

 静かに、ただ好きで居てくれるひとたちのことが、わたしは大切だから。

 ひっそりと個人サイトを作ってファンをやっている者としては、他ならぬ都築氏の口からこういう言葉が出てきてしまうことがちょっと悲しいのです。この際なので私のスタンスを表明しておきますと、私は別に都築氏に何の期待もしていません。私はただ氏の作品が大好きで、とらハシリーズという素晴らしい作品を作った生みの親である氏に心からの敬意を払っている者です。そして、それがすべて。作り手と受け手が何らかの関係を持つことが必ずしも良い結果を生むとは限らないと考えておりますし、そもそも製作者に負担を掛けるような振る舞いはファンとしてあってはならないことですからね。だから、私は都築氏とは関わりのない場所で、何も期待せずに勝手に作品を誉める以上のことはしてこなかったつもりです。

 あの文章を読むと、都築氏が一部のファンに本当にウンザリさせられているというのがまる分かりになってしまう。そして氏は一部のファンに対して予め予防線を張って“拒否”の姿勢を取ってしまった。いや、たぶん取らざるを得なかったのだろうということは分かるのです。でも、その拒否の姿勢が、本当に遠ざけたい人だけでなくそれ以外の普通のファンをも遠ざけてしまう可能性があることを、都築氏は承知しているのでしょうか。

 都築氏の発言を読んでいて、ふと、FLOWERS (都築氏の同人誌総集編)の巻末に置かれた2ページの漫画のことを思い出しました。あの小さな漫画に出てくる“憧れの作家さん”と“主人公”は、残念ながら、そのまま今の“都築氏”と“私”の関係(関係といっても一方通行なものですが)に当てはまってしまうような気がします。


 花右京メイド隊 1巻 [m.o.e]

 レンタル屋で発見したので速攻で借りてみる。1〜3話収録。

 …………………。
 一応確認しておきたいんですが、これってギャグですよね?
 ギャグということにしておかないと嫌すぎるんですが。見透かされてるようで。

 あと、寸止めっぷりが嫌です。どうせなら18禁で出せー!!

 ああもう。なんか消化不良でモヤモヤするんで代わりに適当な18禁アニメでも借りてくるかなあ。でも観たいのがない。第一TVの前に座ってるとじっとしていられないんですよ私は。足の爪が気になりだしたり、部屋のあの辺が散らかってるなあとか気になったり、急にPC上の埃が気になったりとか。


 白痴[ドストエフスキー]を読みつつ、息抜きにねがぽじ[Active]をプレイ。美奈萌END.

 まーひーるーっ!!
 お前ってやつはお前ってやつはーっ!!
 なんでそんなに可愛いんだコンチクショーーーー!!


 とくそんさん[8/13]

 よく見ると入手物の中に観用少女[川原由美子]があるんですのね。少女趣味者のバイブルとも言うべきこの作品にきっちり目をつけるとはさすがです。でも1巻しか買わなかったのは惜しい。すぐに続きが読みたくなりますよ。ふふふ。

 あと細かいことなんですが、“ディスクトップ”はデスクトップのことではないかと。←ネタ


 らむだお兄ちゃん[8/13]

 萌えの基礎教養的には、とらハシリーズは必須と思われます。
 ついでに言うと初代はエロゲー的にも合格な内容ですので私からもお薦めしておきます。

 とらハ(初代)はある店には置いてあるけどない店には全然ないので、見つけたら即刻保護するが吉です。まあ“迷ったらとりあえず買っとけ”はオタクの鉄則でもあるわけですが。ちなみにプレイ順とかはもちろん直感で俺はこの娘を狙うぜ的な方向で良いのですが、もし、例えば1シナリオだけ試しにやってみようというのでしたら、しのぶ的には綺堂さくら狙いで行くことを推奨します。とらハの魅力は、ある意味この娘のシナリオに凝縮されていますゆえ。

 いや、つーかぶっちゃけた話、とらハ話ができる相手に飢えているのでぜひやって欲しいのです。
 極めて自分勝手な理由ですが。


 ネットをぐるぐるしてる感じだと、なのは抱き枕カバーを入手できた人は意外に少ないようで。
 このイラストは一応等身大ってことらしいですが、試しに立てて見るとなのはってちょっと意外なほどちっちゃいですね。いや、設定上小学2年生なんだから当たり前なんですが。なでなでするには丁度良い高さですが、ぎゅーってするにはちっちゃすぎる感じ。なのはの頭がだいたい私のお腹の辺りですから。むしろこの身長だとお姫様抱っこが丁度良いぐらいかも。


 何気に die_zauberflote@lycos.ne.jp の方のメールチェックをしてみたら揚雲さんからメールが。送信は8月8日。あああ俺の馬鹿。ちゃんとメールチェックしていればお会いできたかもしれないのにしれないのに。鬱。ごめんです。>揚雲さん。


2001/8/12 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#12


 一日中読書してたのでネタがありません。


 MITAONSYAさんはやっぱり女性の方らしいです。
 裏は取ってませんが、まほさろさんによると、昔同人誌でそう言ってたとか。


 最近の検索ワード。

 笛、都築真紀、怒首領蜂、主人とメイド+小説、妹、てぃんくる、檻の中の+攻略、とらハ2+知佳、とらいあんぐるハート、etc...

 以上、すべて goo の検索。Google の方もあるけどそっちは内緒。
 『主人とメイド 小説』で検索かけるとなぜかうちがトップに来るのよね。勘弁してください。
 ちなみに2番目に来るのはあなたです。ふふふふふ。


 萌え失調気味なので何かギャルゲーをやりたいのだが、何をやりたいのか分からない。
 一応、候補は4つくらいあるんだけど。

 ねがぽじ[美奈萌]とか、とらハ3[レン]とか、君が望む永遠[まゆ/蛍]とか、Rumble[護法巫女]とか。


 2chエロゲネタ&業界板から、嫁にしたい美少女キャラ。

 まひる[ねがぽじ]、那美さん[とらハ3]、小鳥[とらハ]、フィアッセ[とらハ3]、瑞佳[ONE]。

 この5人は絶対譲れません。
 6人で仲良くいつまでも幸せに暮らしました、ていうエンディング希望。

 次点で。
 さくら[とらハ]、なのは[とらハ3]、美凪[AIR]、澪[ONE]、佐祐理さん[Kanon]、美由希[とらハ3]、歩[Forksong]、知佳[とらハ2]、いろは[終末]、レン[とらハ3]、初音[痕]、晶[Lien]、栞[久遠の絆]、桐子[久遠の絆]、白雪[シスプリ]、まゆ[君が望む永遠]、乃絵美[With You]、etc.....

 うーむ、意外に少ない。
 らむださんの100人萌えに対抗しようと思ったんだが。

 …少数精鋭、ということにして自己正当化を図るか。


2001/8/11 (土)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#11


 11日お昼現在、某オフレポは未だ誰もアップしていない模様。
 いずれKISAさんが書いてくれると思うので(←期待という名のぷれっしゃー)それを待ちましょう。


 で、昨日の話。

[8/10]

02:00  出発。
04:00  汐留駐車場(銀座・昭和通り)着。
04:30  有明・ビッグサイト着。
10:15  行列が動き出す。
10:35  アイボリーブース(の行列)着。
11:10  買い物終了。さっさと撤退。
11:55  汐留駐車場へ戻る。
12:20  秋葉原着。
13:00  秋葉原から撤退。
16:00  帰宅。
19:00  就寝。

 時間だけ抜き出すとこんな感じ。

 行列は長くつらかったデス。ほとんどずっと曇り空だったからまあ良かったといえば良かったのですが。徹夜明けでぼけっとしてる頭には持っていった本など役に立たず。結局、ほとんどの時間をCDを聴いて過ごすことに。4時半から間欠で聴いてたら9時半でバッテリーが切れましたが。ちなみに聴いてたのは、魔笛全曲(CD2枚)、バッハの平均率2巻(特定の曲のみリピート)、とらハ3サントラ(りりちゃ付属のやつ)などなど。頭がボケボケになるであろうことは読めていたので、この曲ならどんな状態でもそれなりに聴ける、というCDを厳選しました。おかげで聴きながら寝ちゃうなんて自体はほとんど起こらなかった。魔笛の一部でちょっとだけウトウトしたけど。

 にしても、約6時間の行列は嫌過ぎました。

 館内に入ってからがまた大変。愚かにも私が並んだのは東ホールに入る側の行列だったので、企業ブースへ向かうために、東ホールを突っ切って西ホールに入って外に出て階段を上がってホール4階へ。だいぶん回り道をしてしました。割と早足で歩いてたので、アイボリーブースに着く頃には全身汗びっちょり。で、着いたはいいが。アイボリーブースの周りにあまり人がいない? ちょっと行列が出来てる程度って一体? …と思っていたら、ホール出口付近になにやら看板[那美さんの絵つき]を持っている人が。『アイボリー[B3]最後尾はここではありません』。それほど広くないホールなので行列が幾つかに分割されている模様。そちらへ移動。その行列の最後にまた看板。『アイボリー[B3]最後尾はここではありません』。…待て。よく見ると更にちょっと離れたところにまた行列。『アイボリー[B3]最後尾はここではありません』。行った人じゃないと分からない(説明しようがない)のですが、下に降りる階段の途中まで行列が。ようやく最後尾発見。私が並んだ時点で前に100人ぐらいはいただろうか。冷静に考えると幾らなんでもこの程度の人数じゃ売りきれの心配はないはずなのだが、暑さと疲労でやられている頭には、もうすごい長蛇の列に見える。既に心は諦めムード。自分の目の前で売りきれたらその場で卒倒するかも、などと物騒なことを考えつつ、ひたすら待つ。待つことおよそ30分。物を手に取った瞬間、思わず頬が緩みました。

 速攻で離脱。秋葉原経由で帰宅。


 んで、買ったもの。

01) なのは抱き枕カバー  [アイボリー]
02) とらハ福袋  [アイボリー]
03) 君が望む永遠  [age]
04) ONE〜輝く季節へ〜 DVD/1巻  [ネクストン/ケイエスエス]
05) お姉さまの逆襲 2巻  [エンターブレイン]
06) 長座布団3枚。(←何に使うかは言わずもがな)

 あと、今回の戦闘費用。

・タクシー代 汐留駐車場〜ビッグサイト往復 6300円
・駐車場利用料 約8時間 3400円
・食費 朝食+軽食+昼食 2000円

 なのは抱き枕[4500]+とらハ福袋[6000]よりも高いですな。ははは。

 ちなみに誰もが気になっていると思われるなのは抱き枕カバーの裏側の絵柄ですが、表側が『パジャマ姿で枕を抱えているなのは』であるのに対して、裏側は『生まれたままの姿で枕を抱えているなのは』です。表現が下世話なのはわざとです。同人物の抱き枕カバーとかだとかなり際どいものもありますが、それと比べるとソフトですね。隠れてるところはきっちり隠れてるし。まあオフィシャルならこんなものでしょう。

 とらハ福袋の内容は、フィアッセたんのタペストリー[販促POPと同一絵]、小鳥の扇子、フィリス先生のテレカ、プロモーション用トレーディングカード1枚[忍たん]、というところ。冷静に考えてみるとえらく高い買い物なんだが、これはもうあの場の空気に騙されたというしか。コミケ経験者なら分かってもらえるんじゃないでしょうか。コミケとか秋葉原は財布の紐を緩める空気が漂ってるんですよ。

 あと、ソフマップで君が望む永遠を買ったら、おまけとして『君が望む永遠 スペシャル音楽CD』というのが付いてきました。内容は[主題歌ショートバージョン/未使用曲 No.3/未使用曲 No.5/未使用曲 No.4/未使用曲 No.3 -インストゥルメンタルバージョン-]とからしいです。これって自慢になるんでしょうか。


 ONE 〜輝く季節へ〜 1話 『雨の章 茜・詩子』 −ネタバレです−

 オープニングの瑞佳とか七瀬とか繭とかが可愛い。作画レベルは割と高めかな。ただ、このOVAの時代設定ってどうなってるのですか。本当に現代? ノスタルジックな風景を目指す、みたいなことが書いてあったけど、これってどう見ても『ほたるの墓』とかあのくらいの時代のような気がするんですけど。

 ああそうそう。物語重視派の私がこんな書き出しをしてるって辺りで事情を察してください。肝心のストーリーですが、なんか訳分かりません。一応、浩平が消えた後の物語っぽいですが、下手なSSでも見せられてるかのようです。というか、この物語中での茜と浩平の関係っていうのがよく分からない。これだけ見てるとなんか他人っぽいんいですが。下手なSS…っていうより、ONEにインスピレーションを得て書かれた素人のオリジナルノベルって感じか。

 ひとつの予想として、このOVAシリーズってそれぞれ独立した物語ではなくて4巻でひとつの話としてまとまるというのも考えられる。オムニバスであるにしては消化不良な印象があるのは否めないし、結局浩平のことを覚えていて浩平のことを待っているのは瑞佳ただひとりだった…ということになるのなら頷けなくもない。

 好意的な評価は現時点ではできない、というのが正直なところ。今後、化けることに期待したい。ていうか化けてくれ頼むから。


 2chweb製作管理板から飛んで掲示板の書きこみマナー。(個人ページです、念のため)

 元管理人として身に覚えがありすぎてむっちゃ笑える。例えば10.独り言に近い日記的書き込みとか21.削除願いとか。掲示板の管理人ってやつはストレスが溜まりまくるんですよホント。今でも、掲示板閉鎖について後悔とかほとんどないです。やめて良かったと思うことはあるけど。

 やー実はまだもう一個生きてる掲示板があるんだけど、でもその掲示板に関しては私はあくまで“設置した人間”にすぎないのであって、設置者としての責任があることは自覚してますが、それ以外はノータッチのつもりでやってます。要するに管理する気なし。書き込む時は管理人としてではなく一般参加者のつもりで書き込みます。一般参加者なので義理レスは絶対にやらない。一般参加者なので、自分で書き込みたいと思った時しか書き込まない。個人サイトの掲示板というよりも、自分家の庭の一部を一般向けに解放している、という感じ。

 まあ以下は半ば私信ですが。
 もっかい強調。しのぶは管理人じゃないです。あと、あそこは解放区なので、内容については基本的に制限はありません。どんな内容も可。独り言だろうと私信だろうと。

 ああそうだ、もう一個。
 リンク先は毒性が強いので耐性のない人は見ない方が。ていうか、あくまでもあれは、サイト運営に疲れた(ことがある)人の安らぎ(笑)のためにあるコンテンツです。多分。日記中にリンクを貼ったのについては『このwebページは笑える』という以上の意味はないです。本当に。いや、誰かを不安にしちゃうかもしれないので念のため。


 初夜。

 そんな初夜はいややあぁぁぁっ。いやもちろん、ちゃんと抱っこして寝ましたけどね。ふふふ。
 どんどん真っ当な成人男性の道から外れてく気がするのは気のせいですか? 誰か気のせいだと言って…いやそれこそ無茶か。

 ところで、とある層のバイブルであるところの Girl Friend 入手されましたか。おめでとうございます。存分に萌えてください、ていうか既に萌え転げてますか。私はいまだに、この本を手に取るとついつい全部読み返しちゃいます。だって不可抗力ですし。

 ちょっと独り言。
 この本の作者のMITAONSYAさんってもしかして女性の方かしらん。描き方がなんとなく少女漫画っぽいし。この本の話って基本的には男の人とちっちゃいこがただひたすらイチャイチャしてるだけなんだよね。こういう無目的な話って男性漫画家は描けない気がする。とらハの都築氏は類稀な例外。なんていうかな、目的とかがなくても、『ただあなたがそこにいるだけで、それだけでわたしとあなたとの物語が生まれる』っていう感覚は男性的であるよりは遥かに女性的なものだと思うのです。


2001/8/10 (金)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#10


 Mission Complete.


2001/8/9 (木)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#9


 何気にコミケカタログをパラパラと。

 あのー俺が知っている頃のコミケは朝6時前に並ぶの禁止だったはずなんですが、いつのまに4時半になりましたか? あの辺りだと『近隣住民への迷惑』というのが説得力を持たないから?

 いや。時間は別にどうだっていいんですが、ただ、私の退社予定時刻が10日の午前1時なので、それから4時半に間に合うようにスケジュールを組むとなると、部屋でまったりする時間はなさそうです。とほほ。

 頭の中で計算してみるに。
 1時退社。1時20分帰宅。お風呂&身支度&各種準備を済ませて出発が2時半。群馬から高速を飛ばして銀座(銀座より南に下りちゃうと駐車場探しが面倒なんです、ないわけじゃないけど)の駐車場につくのが大体4時、そっからタクシーで会場到着4時半。…ギリギリじゃん。うがー。

 ところで朝4時半って始発(電車)で並べる時間じゃありませんよね。

 すべてはなのはの抱き枕のために!!
 …あ、頭痛が。


2001/8/8 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#8


 BGM.
 夏影とか虹とか青空とか Farewell song とか。


 以下、とらいあんぐるハート[さくらシナリオ]のネタバレアリ

 『そして、王子様とお姫様はいつまでも幸せに暮らしました』というのは恋愛描写メインのギャルゲーにおいて最も多用されると思われるエンディングの形式だが、なぜこの形式が頻繁に用いられるのかといえば、これが幸せの永続を暗示しているからだ。もちろん実際には永遠に幸せに暮らすなどということはあり得ないのだが、永遠という感覚はともかくも私たちを安心させる。そもそも、瞬間を永遠にしたいと願わないような幸せなど偽物だとさえ言っても良いくらいだが、それはともかく、私たちは夢がずっと続いていくことを信じることができるからこそ物語の終わりを安心して受け入れることができるのだとも言える。

 さくらシナリオのエンデイングが賛否両論分かれることがあるとすれば、それはあのエンディングが夢を壊してしまうからだ。私は基本的にはあのエンディングを、終末の過ごし方的な“死に対する勝利”として肯定する。しかしその一方で、エンディング否定派の心理というのも分かる。想像できる、のではなくて、共感できる。なぜ、さくらとの幸せな生活を夢見ることを許してくれないのか。もちろん、さくらと真一郎はいずれは別れの時を迎えざるを得ない。しかしそれでも、ごく普通のギャルゲー的なエンディングだったら、さくらと過ごす永遠の時を夢見ることができたはずなのだ。さくらシナリオに対してではなく、綺堂さくらというひとりの少女に萌えるスタンスから言えば、あのエンディングを否定する姿勢は非常に自然だと思う。百の理屈よりも、俺はさくらと一緒にいたいんだ、という一言の方が私にははるかに胸に染みる。

 黒須さんに貰ったメールを読みながら考えたこと。
 やっぱ俺、とらハのこと考えてる時が一番楽しいです。


 必要な物資は一通り揃ったので、コミケの準備は完了。


 ご心配をお掛けして申し訳ありません。>Wayneさん

 もうこの辺り[フォントサイズ1で書かれた部分]なんか読むと、しのぶととくそんさんとの精神年齢の差がありありと出てて、痛いっていうか恥ずかしいっていか。こういうの読むと、とくそんさんは本当に大人だーと思うです。わーわー喚いて迷惑掛けるしのぶはまさにガキ。あいたたた…。自爆。


 アクセス解析を見てると http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-06.htm からトップページに来ている人が微妙に多い。多分どこかからリンク&言及でもされてるんだろうけど確認する術がありません。まあ言いっぱなしでも構わないっていえば構わないんですが、どうせならトップページにもリンクを貼って貰えればこちらとしても気がつく可能性が高くなって良いと思うんだけどな。同ジャンルのサイトからなら気がつく可能性もあるけど、別ジャンルだったらまず気がつかないでしょうし。まあ見られたくないっていうならそれも良し、ですけど。


 豆蜂で擬似セーブする方法が分かった。リプレイ録画モードでスタートして途中で中断(ESCキーをポチッと)すれば、次回は中断したところまでリプレイが再生されてそれ以降は自分でプレイできるようになる、という仕組み。ファイル名を書き換えて予備を作っておけば、例えば1面はリプレイで2面から自分で操作、なんてことができるようになる。これを延々と繰り返せば、各面の最高のプレイを繋ぎ合わせたリプレイデータが作れることになる。しかも再生しても証拠は残らない。

 これで一応、インチキリプレイデータを作れる環境は揃った…のだが、セーブといってもいきなり任意の面からスタートできる訳ではないので、面が進めば進むほど待ち時間は長くなる。うちの環境でスロープレイをやると2周クリアするのに2時間半くらい掛かる(ちなみにゲーセンで普通にプレイした場合は2周ALLで約50分)ので、1周目1面から2周目7面までの各面で完璧なプレイを望むと一体どのくらいの時間が掛かるのか。考えただけでも気が遠くなる。残念ながら私はそこまでの時間を持っていない。ちょっと残念。


2001/8/7 (火)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#7


 今更ながらコミケカタログをチェキ。
 …所要時間5分未満。や、目的はアイボリーブースだけだし。

 せっかく買った(&久しぶりに逝く)んだから一通りチェキするのが人の道という気もしますが、それをやってしまうと絶対他のところも回りたくなっちゃうし。徹夜明けでコミケに逝った挙句人込みに揉まれたら死ねますマジで。ここは耐えるのが漢の道。

 私が最後に逝ったビッグサイト初コミケ時から状況が変わってなければ、朝6時から並んだとして目的ブース(の行列)到着予定時刻は10時半。順調にいけばお昼前には脱出できるであろう。あとは不意の目移りに耐えられるか否かが勝負の分かれ目。


 あと3日お仕事したらお休み。今回は10連休。
 君が望む永遠[age]をじっくりとやる予定。


 『諸君、私は〜が好きだ』関連リンク。最後通牒更新履歴&近況 ログ[8/3]

 爆笑。
 元ネタであるらしい『HELLSING』というのを私は知らないんですが、知らなくても十分笑えます。


 あと、もーひとつふたつ。。。

 ただいまー。>早瀬さん
 ご心配をお掛けして申し訳ありませんです。お友達にここまで言わせてしまう辺り自分の腑甲斐なさがちょっと痛いのですが、でもはっきり言って痛いよりも嬉しさの方が先に来ちゃってます。本当に、ありがとうございます。


 雪駄さんの雑記[7/30]について。

 『痛み』というのは必ずしも『快/不快』や『好き/嫌い』等と繋がるものではないというのはおそらく私などが言うまでもないことだと思います。いきなり理屈っぽい書き出しになってしまいましたが、君が望む永遠の痛みは、私は嫌いじゃないです。体験版をやった限り、あの作品は確かに痛いのですが、その痛みは手放してはいけないような種類の痛みです。正確には、手放してはいけないというよりも、ずっと腕の中に抱えていたいと思わせるような種類の痛みです。私は以前の日記で『見るんじゃなかったと激しく後悔』なんてかなり否定的とも取れるような感想を書いているんですが、あれは、雪駄さんにとって非常に身近であると思われる表現で言えば『アンタなんかに逢わなきゃよかった』というニュアンスの言葉でした。本当は。

 あー。というか。
 私…いや、俺的には、雪駄さんは『この人に関しては誤解される心配をしなくて良い』と思える数少ない人の一人なので、こんなこと私が言わなくても了承してくれているのではないかという気もするんですが、一応、自分の言葉として言わせておいてください。


 『ふがいない』って単語。うちのIMEだと『不甲斐ない』としか出ないんだけど、これってよく考えると『甲斐』が『不』と『ない』で二重に打ち消されてておかしいんじゃないかしら…なんてことを思ったので広辞苑を引いてみました。広辞苑だと『腑甲斐ない』でした。なんとなく納得。


2001/8/6 (月)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#6


 Sister Princess 攻略本

 雛子の下着姿(P.34)良すぎ。あと、春歌のねまき?(P.64)も。特に後者はハァハァ理性が崩壊しそうな勢いです。ガード不能っていうかむしろ理性が崩壊しても不可抗力ではないかと。お前が可愛いのが悪いんだ、みたいな。(※)

 春歌は平均的に見て良いCGが多い気がする。あれで電波な性格でさえなければ速攻で攻略なんだが。

(※)
 事ある毎に引用しているMK2さんの台詞ですが、しのぶはこの台詞が結構本気でお気に入りなのれす。


 やざわさんの日記のどこだったかで、お客さんの家?だかを訪問した際に帰り際にドアが閉められると同時にロックされるのが嫌だ、みたいなことが書かれていたことをふと思い出した。

 私も、実はこういう経験がある。私はある時期、新聞配達をやっていたことがあって、その店は配達と集金は同じ人間がやるというのを原則としていたので、毎月決まった時期になると集金のために配達地域の約300件ぐらいの家を回らなくてはならなかった。その時一番辛かったのは、見知らぬ家のチャイムを鳴らすことでもなく、見知らぬ人と相対することでもなく、ドアのロック音だった。最後に、ドアが閉じられると同時にガチャリと大きな音を立ててロックされる時、その度に嫌な気持ちになった。別に相手が何かを思ってそうした訳ではないのは言うまでもない。ただ、あのガチャリというロック音は私にはいつも拒絶の音のように聞こえた。

 別に何が言いたいということはなくて、ただ、やざわさんが経験したロック音の痛み、私も分かります、ということ。それ以来かな。部屋に遊びに来た友達が帰宅する場合、帰っていく友達の足音が聞こえなくなってからドアロックするようになったのは。基本的には近所の方や集金の方なんかの場合も同じ。ただ、しつこいセールスマンなんかの場合だと嫌味を込めて速攻でロックすることもたまにありますが。


 12の絵柄はこんな感じらしいです。
 …すいません。コメントは控えさせてください。


 ここ最近私がやってることって、かつてSEAMA氏(※)がやってたことと似てるかもしれないとずっと思ってて。しばらくぶりに、過去のそれ関連の記述を読み返してみた。当該記述はこちらの日記[4/10〜4/19]。トップページはこちら。

 …考えるべきことがたくさんあるような気がします。一度、あそこに書かれた全てのことを自分に対する言葉だと思ってじっくり読んでみる必要があるような気がします。それについては後ほど。

 似たような現状において私とSEAMA氏とでおそらく違うのは、私には(おそらく)まだ見捨てずにいてくれる人がいるということだろう。このことは決して軽く考えてはいけない。

(※)閉鎖されて久しいのでリンクできず。ただし一言付け加えておけば、私はこの方のKanon_SSが好きでした。


 それから。
 さすがに1週間も経つと頭も冷えてくるようで。今まで読まずにいたサイトをまとめて巡回。

 KISAさんの日記[7/30]Whiteさんの日記[7/30]を読んで、恥ずかしさのあまり死にたくなりました。

 この件に関しては、私の勝手な想像でKISAさん入江さんを始めとするおねぐら関係者にご迷惑をお掛けしたこと、全面的に謝罪します。許してくださいなんて言う権利がないのは重々承知していますが、せめて謝らせてください。

 ごめんなさい。m(_ _)m

 いきなり自分を変えられるとは思いませんが、少なくとも私はその努力をするべきなのでしょう。そうすることで、償い…にはならないかもしれませんが、ただ、今回の一件を今後の自分の言動にほんのちょっとでも生かすことができたら、それは、ご迷惑をお掛けした方々へ結果として何かを返すことにも繋がるのではないかと思っております。


 昨日の日記を一部修正。“(爆)”が個人的に許せないので削除しました。


2001/8/5 (日)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#5


 絵草子源氏物語は私は読んだことないのですが、この辺りでちょっと調べてみた感じだと別物のような気がします。ていうかちゃんと説明しなくてごめんなさいです。私がお薦めとして挙げたのは『新源氏物語』というやつで、新潮文庫から出てます。ただこれは三冊組(上中下)の長編なので、もし読んでみたいと思われましたら上巻だけ試しに買ってみるというのも良いかもしれません。

 私自身は、上巻の夕顔でいきなり萌えて紫たんで壊れて花散里で和み…と一直線に萌え転げ落ちたので(笑)、上巻だけでも十分に判断材料になると思います。あと、間違って買わせてしまったらしい私がこんなこと言うのもなんですが、絵草紙源氏を読んだら、どんな感じだったかよろしければ教えてください。主に、萌えるかどうか、の方向で。

 ときに、リニアモーターカー話を考えた美森さんはすごい人です。久しぶりにweb日記で笑い転げました。


 なんとなくお買い物。

01) ARCADIA 9月号  [エンターブレイン]
02) LOGIN 9月号  [エンターブレイン]
03) Sister Princess ビジュアル&完全攻略ブック  [メディアワークス]
04) そしてまた 波音  [銀色夏生/角川文庫]

 怒首領蜂の目標を達成してしまってもうゲーセンに行く機会もないと思うのでアルカディアは買わなくて良いかも。ここ2年ぐらいは割と惰性で買ってた面もあったし。なんだかんだでゲーメストは斬サムの頃から買ってるから実は結構長いんだよなそういえば。

 LOGIN 9月号 のP.8 に載ってるゲームショップガイドの下段、『パソコンランド21太田店』って私の行きつけの店です。びっくり。もっともこの店はそこそこ以上人気がある新作に関しては予約しないとほぼ100%買えないので最近はあまり行ってなかったりしますが。ちなみに私の住んでるところはこっから車で20分ぐらい。怒首領蜂をやりに行ってたゲーセンはこっから徒歩5分ぐらいだったり。よく、とりせんの駐車場に車を置いてゲーセンへ…はわわわわ。

 Sister Princess 攻略本は姫を落とすために購入。なんか姫はテキトーに追い掛けてるだけじゃダメみたいだし。わざわざ攻略ルートを探す時間も熱意もない。時間とお金の2択があったら私は迷わず時間を選択します。サラリーマンだから言えることだけど。

 銀色夏生さんの本は、まあなんとなく。昔、日曜日の夜に鬱で鬱でどうしようもない状態の時、ふらふらっと入った本屋さんで買った『春の野原 満天の星の下』を読んで鬱から救われた、なんて経験があって。それをふと思い出したらしい。


 My fair Angel [Studio e.go!]

 なんかこう、メイヴが成長しちゃってからやる気が著しく減衰。
 なのでセーブデータを拾ってきて以下略。CGを一通り確認してみるに、どうやらちびメイヴとえっちする展開はあるらしい。シーン再生の台詞等から判断するに、成長後のメイヴがなんかのアクシデントでちっこくなってしまった模様。まあでも私がエロゲーに求めているのはえっちではなくていちゃいちゃなんですけどね。えろげーまー的には失格かもしれんけど。


 あなたのサイトに来る読者のうち、あなたに好意的な人・あなたなんてどうでもいいと思ってる人・あなたに非好意的な人がそれぞれどれくらいの割合いると想定していますか? BooksBY麻弥[8/3]

 興味深い質問なので考えてみる。
 うーむ。とりあえず回答から言えば、2:6:2 ぐらいじゃないかと推測してます。

 理由ですが、まず、うちの日記の平均HIT数が1日170HITぐらい。
 好意的な人の数は、私がざっと名前を挙げられる人の数+αで、大体2割の34人前後くらい。どうでもいいというか、特に好意的でも非好意的でもない人は6割くらいはいるような気がします。要するに一見さんとかちょっと興味があって読んでる人とかの割合って結構多い気がする。あと、非好意的な人は2割…っていうのは少ないかもしれませんが、私自身は興味を失ったサイトとか価値観が著しく合わないサイトはさっさと巡回ルートから外しちゃうので、嫌いなのにわざわざ見に来るっていう感覚がよく分からない(別に嫌味とかではなくて単純に疑問なの)ので、少なめに見積もってます。

 あと、実はうちのサイトに関しては昔アングラコンテンツがあったせいで今でもそっち方面のリンクからお客さんが訪れるっていうのがあって、一見さんの数は意外に多いんじゃないかなとかもあったり。

 うちのサイトのジャンルは…なんだろう?
 萌えに特化したギャルゲーファンサイト…かな。


2001/8/4 (土)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#4


 睡眠時間16時間ちょい。
 土曜日の4時半頃会社から帰って、風呂に入ってあとはそのままベッドへ。日曜日の朝まで起きず。ここのところ平均睡眠時間が5時間程度だったからさすがに疲れが溜まっていたのだろう。


 豆蜂でスロープレイをやる方法がやっとわかった。が、実際にやってみるとこれがなかなか難しい。スロープレイならノーミスノーボム2周ALLは十分に可能なんだけど、コンボ繋ぎが難しくなるのでそうそう簡単にはスコアは出せない模様。スローでやってみると、シューティングのパターンというものがいかに経験を必要とするものであるかがよく分かる。例えば1面前半の簡単な繋ぎだけやってみても、スローだと、ショットからレーザーに変えるタイミングや移動のタイミング等が全然分からなくなってしまって、いつもなら余裕でやっているところが全然繋がらなかったりする。

 例えばレーザー射出タイミングだけ取ってみても、怒首領蜂プレイヤーはみんな、Aボタンを押してからレーザーが発射されるまでのタイミングを体で覚えていて、プレイする際にはそのタイミングのズレをパターンに組み込んでいる。要するに、ある場所で左端についた瞬間にレーザーを出したいと思ったら、実際には左端に到着するより2キャラ程度早くAボタンを押さなければならない。(ショット強化機体の場合)

 これは“パターンを体で覚える”という例の最も単純なものだが、スロープレイというものを経験してみると、シューティングのパターンというものが、理論的であるのと同じくらい感覚的なもので成り立っているというのがよく分かる。いくら言葉を尽くしてみても、やっぱり、どうしても教えきれないものが残る。


 リンク。

 この文脈では、前提として“リンク”はリンクページのことではなくて、web日記等における参照&言及の際に用いられるものを示す。

 リンクに関しての考えは昔とはちょっと違っていて、今は『何かを語る際には、些細なことであってもリンクを貼るべきだ』という辺りの考えに傾きつつある。

 こういうことを書くといかにも言い訳みたいで嫌なのだけど、私がネット初心者時代から所属していたコミュニティーでは、“話題に反応する”のと“人の意見に反応する”のとは違う、という考えがあって、私もそれをごく当然のように受け入れていた。私はネット環境を手に入れてから最初の2年ぐらいは、ごくごく狭いコミュニティーの内部でのみ生活していた−というのは自分が所属するカテゴリー以外のサイトにあまり行かなかったということ−から、その考えに別段疑問を抱くということもなかったのだ。

 例えば私は初心者時代の最初の8ヶ月ぐらいは、leaf のオフィシャルBBSの住人だった(そして当時の私にとってはそこがネットのすべてだった)が、そこでは何かの話題に反応する場合、話題を書いた人の名前を記載してから話題に反応する場合とそうでない場合とがあって、名前が書いてある場合の反応−掲示板用語?でいうところの、いわゆる“レス”−は個人宛ての私信のような意味合いを含んでいて、名前を書かずになされる反応は、個人ではなくその考えに対して自分の意見はこうであると表明すること、という使い分けが暗黙のルールのようなものとして存在していた。こういうルールについては、おそらく私以外の参加者の方の認識もほぼ似たようなものであったと思う。

 このルールは少なくとも掲示板上にあっては特に問題のあるものではなかったと今でも考えている。レスするのに相手の名前をいちいち書くと、周囲からはいかにも私信のやり取りをしているように見えてしまって、第三者の介入する可能性を減らしてしまう。正しいかどうかというよりも、それは勿体無いことだ。

 問題は、このルールがそのままweb日記上にまで持ちこまれてしまったところに、おそらくある。私が所属するらしいweb日記コミュニティー(要するに主に鍵系作品に特別な愛着を持つ人の集まり)の住人たちが leaf_BBS で行われていたこのルールを知っていたかどうか分からないが、私の観察するところでは、平均的すると、このコミュニティー内でも、人に対するレスと話題に対するレスとは使い分けられていたように思う。つまり、話題(ある考え)に対して自分の意見を述べる場合には、例えある意見に触発された場合であっても必ずしもリンクを貼って参照元を示す必要はない、とする考えがあったように思う。例えば誰かがONEの瑞佳シナリオを話題にして、それをひとつの切っ掛けとして別の人が更に瑞佳シナリオについて意見を述べた場合、リンクを貼っていなければそれはあくまで瑞佳シナリオについての自分の意見を表明するという『限定』を意味するということになり、リンクが貼ってあればそれはその人への返信を含んだ意見表明である、ということになる。

 が、今にして思えば、この考え方にはひとつの問題があった。一体、話題の内容と発言した人間のこととは完全に切り離して考えることができるものなのだろうか。そうしても良いものなのだろうか。

 私自身について考えてみる場合、自分の文章にリンクが張られていた場合と貼られていなかった場合とでは、格段に、前者の方が返信をしやすい。例えば私が日記中でONEについて話題にした後で、誰かがちょうど良いタイミングでONEについて意見を述べた場合、もしリンクが貼ってあったら私はその意見に対して更に何らかの意見を述べる可能性があるが、リンクが貼られていなかったら私は意見表明を躊躇う。特にそれが反対意見だった場合は尚更だ。『別にあなたの意見に対して言っているわけではなくて私はあくまで自分の意見を表明しているだけなのです』と言われてしまう可能性があるというだけで、私はどうしたって尻込みしてしまう。実際にはそんなことを言う人はいないだろうが、そういう風に言える可能性を内包しているという時点で、もうアウトだ。そう、リンクを貼らずに言及するというのは、本人が望むと望まないとを問わず、反論する機会を相手から奪う(この視点が抜け落ちていたのが私の一番の未熟さだった)。しつこいようだが、意図しているかどうかは問題ではない。これはどう考えてもフェアな精神ではあるまい。

 ところで『リンクはポインタである』とはよく言われることだが、これは実はリンクの“機能”を指し示す言葉に過ぎないのではないだろうか。機能としては確かに、リンクとはそういうものだと言えるだろう。ただ、リンクというものが常に指し示しの“意味”で使われているのかどうかは、私にはよく分からないところがある。

 『リンク&言及をされたら、こちらからもリンク&言及返しをしなければいけないのだろうか』とは、web日記書きなら一度は悩んだことのある問題ではないだろうか。私などはいまだに明確な答えが出ていないのだが、これはweb社会と現実社会とのルールのズレを示すひとつの例ではないだろうかという気がする。リンクを貼って言及する場合、その際の文章はしばしば『語り掛け』のスタイルを取る。web常識で言えばリンクはポインタなのであるから、それは別に語り掛けの文体であっても必ずしも相手に対する語り掛けであるとは限らないのだろう。しかし現実の常識で言えば、人から話し掛けられて返事をしないというのは明らかにマナー違反だ。いや、もちろん返事をしないというのはアリだが、その場合は当然、相手に良くない印象を与えてしまうリスクは覚悟しなければなるまい。

 …私の考えはあるいはウェットに過ぎるのだろうか。いずれにしても、リンクはポインタだと言われる一方で、リンクを貼ることが特定の相手を志向するという表明、の意味で用いられているのはまぎれもない現実だ。というよりも、より正確に言えば、リンクを貼る側はポインタとして貼っているに過ぎないのに、貼られる側は自分を志向した文章(つまり自分への語り掛け)だとして受け取ってしまうということが往々にして起こる。世の中には“義理リンク言及”というものが確実に存在する。掲示板であれメールであれweb日記であれ『返事が貰えるかどうかはほとんど運、返事がいつも貰えるなどと期待してはいけない』というのは多くの人が表明していることであるが、実際問題として、リンク&言及、もしくは掲示板への書きこみ等をしてまったく反応を期待していない人がいるものだろうか。心の奥底では(最小に見積もっても)相手が読んでいるといいな、ぐらいは思っているのではないだろうか。


2001/8/3 (金)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#3


 お腹が変。なんか気持ち悪い。
 睡眠不足が祟ったんだろうか。


 黒須さん、メール読みました。
 お返事は、時間的に精神的に余裕のある日曜日に書きますのでもうちょっと待っててください。


 My fair Angel [Studio e.go!]

 プレイ日記。3日目。

 あーもう。
 連日いちゃいちゃいちゃいちゃいちゃいちゃしやがってこのガキャー。なんかエロゲーやってる気分。メイヴがホムンクルスであるという設定を生かして毎回中出し三昧。そっち系の描写に拘りが感じられます。私の好み的に◎(二重丸)。

 第3段階になるとやっとメイヴが外出できるようになるので行動範囲が広がるのですが、やることといえば、錬金術の材料を集めまくることとメイヴとのえっちだけ。なんかマリーのアトリエ・エロゲーバージョンでもやっているかのようです。錬金術はマリアトほど面白くはないんですけどね。マリーの『できたぁ』『た〜る』は今もって最強の台詞でしょう。

 リアルタイム育成パートは、最初のうちこそちょこまか動き回るSDキャラが可愛いものの、プレイ時間が長くなるにつれて段々単調になってくる。バリエーションはいずれ尽きるのだし。RISE のななこルームもそうなんだけど、この手のシステムにはまだまだ課題が多いような気がする。少なくとも最初の1周ぐらいは最後までプレイヤーを飽きさせないだけのバリエーションの豊富さが欲しい。

 あと、目的が不明瞭なのもゲームの単調さを増す要因になっているかも。マリーのアトリエの場合は酒場だったかどこかで依頼を受けて依頼をひたすらこなすことでゲームが進行していったのだけど、My fair Angel に関しては今のところ特に目的らしいものはない。別に錬金術もやってもやらなくても良さそうだし。何か作っても見返りがないというのでは、プレイヤーを引きつけるのは難しい。いずれは錬金術が必然になるようなイベントが起きるのだろうか。例えばマリーのアトリエでシアが病気になるイベントみたいなやつとか。


 明日も仕事です。


2001/8/2 (木)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#2


 リンク貼らないでアップしようかと思ったけど、個人的にリンク無し言及されるのは気持ち悪いのでリンクを貼ります。


 読むとムカムカするサイトって十中八九うちのことだろうなあ。
 泣き言とか書くたびにいつも、貴方が顔をしかめてる場面を想像して(貴方がそういうの嫌いなのはよく知ってますから)しまって勝手に密かに痛がってたんですが、来るべきものがやっと来たのかなという感じ。寂しいですが仕方のないことです。自分(私)で蒔いた種ですから。インターネット環境を手に入れてからずっと、貴方はいつも私の心の中で私の味方でした。貴方と出逢えて良かったと思ってます。これは本当に、心の奥底からの真実。今までどうもありがとう。私なんかに付き合ってくれて。

 貴方が読んでないことを前提に書いてます。読んでたらこんなこと言えない。


 今までの人生において、他の人が言うと聞いて貰えるのに私が喋ると聞いてもらえない(同じような内容であっても)、なんて経験を私は何度もしてて。だから私は言葉が伝わらないことに対してものすごく神経過敏なんです。改めろって仮に言われたってこれは絶対できない。もし某漫画を読んだのが私ではなくて○○さんとか△△さん(いずれもネット上に実在する、とある人物ですが本人に迷惑掛かったらいけないので名前を伏せます)だったら、多分あのようなタイミングで嫌い発言は出てこなかったと思う。人望の差だって言ってしまえばそれまでなんですけど、○○さんとか△△さんだったら多分気を遣って貰えたと思う。私は気を遣って貰えなかった。バカバカしいとお思いでしょうけど、私の苛立ちの本当の理由はたったこれだけなんです。それが事実であるかどうかというよりも、目の前にある事象が過去の体験と重なって見えてしまったということ、それだけで、もう私の感情は制御不能になってしまうんです。

 あとこれはどうしても念を押しておかなくちゃいけないんですが。別に相手は悪くないんです。むしろ悪いのはこんなことを表明してしまう私の方。自分の一時の感情でもって相手を傷つける、なんてことをしていいわけがない。別に自虐でもなんでもなく単なる事実として、こういう場合に間違ってるのは私の方です。私は病気だから、時として健康な人が憎く見えることがある。でも憎しみとかそういった感情を抱いてしまった時点でもう私の負けは確定しているんです。憎しみを抱えた人間が正しいはずはない。

 貴方を心配させないために私がするべきことは、笑うこと、なのでしょう。ご安心ください。私は笑えます。独りでいることさえできれば。誰も回りにいなくて、一対一でフィクションと向き合ってさえいれば、私は幸福でいられます。最近になって気がついたのですが、多分、私が好意を持たれるとすれば、それは私が独りで笑っているからです。私は独りで幸せそうに笑うことはできる。というか、実際にそういう時、私は幸せなのですが。それを見た人は、幸せのオーラに引き寄せられるんだと思います。でも私の笑顔は他人が近づくと消えてしまいます。反射的に、嫌われたくないと身構えてしまうから。私は過去に一度だけチャットをやったことがあるんですが、その時、私は自分の立ち位置をどこに置いて良いのか最後まで分かりませんでした。何かを期待されているらしいことは分かる。でもその期待(好意)に応じる術がとうとう分からなかった。絶望的な気分でした。チャットから退出したあと、私は気が昂ぶって眠れなくて、なんとか気を紛らわそうと、6時間ぐらいずっととある同人ゲームを一心不乱にやり続けました。いや、これは余談ですが。

 更に余談。C.F.FでおねぐらIRCのログの一部が公開されてるのはご存知と思います。内容は雪駄さんの書いた『真琴SS』…に見せ掛けた『美汐たん愛してますSS』、を巡る話。あの時私があの場に参加してたら、『いや、問題なのは器ではなくて中身でしょう。形式としてあれがSSであるかどうかなんて私にとってはどうでもいいです。問題はあのSSで何が語られているか。どうせならその内容をこそ話題にすべきではないですか? 少なくとも私は、あれがSSであろうがなかろうが、心を打たれましたよ。』と言いたくなって、でも言ったら話の流れがおそらく止まってしまうだろうからと勝手に心配(いや妄想かな)して何も言わずに、結局独りで勝手に消化不良を起こして鬱だ氏脳、になっていたでしょう。何が言いたいのかというと、私はコミュニケーション向きの人間ではないんです。結局。あの時私がチャットにいなかったのは正解でした。おかげであのログを知る前に自分のプライベートスペースで勝手に感動を表明することができましたから。誰をも志向せずに。


 しかし、ぶらさがるのが楽しくてきゃあきゃあ言ってるうちに本題を忘れる始末。

 ぱんちゅ履かせるよりもしかするとそっちの方が楽しいかも。親子のスキンシップ。文字通り、肌と肌との触れ合い。

 あと、おっぱいがいっぱいの歌詞、教えてくれてどうもありがとうございます美森さん。
 改めて見ると…なんかその、なんで18禁じゃないんでしょうかあの歌。むしろ18禁とか思う私の方が汚れているだけのような気もしますが。

 あまり関係ないんですが、隣のトトロで、お父さんとメイとサツキが一緒にお風呂に入るシーン、あれは衝撃でした。だってあの場面て全然いやらしくないじゃないですか。牧歌的というか。で、あれが健康的であればあるほど、あの場面にショックを受ける自分がいて。ああいつのまにか私ってば汚れてたんだなーとか思っちゃうんですよ(笑)。
 

 My fair Angel [studio e.go!]

 プレイ2日目。
 メイヴ初えっちシーンまで。

 主なイベント。

 歩行訓練の後、頑張ったからご褒美ちょうだい、みたいな展開に。馬鹿な主人公は『何か買ってきてあげよう』と。違うだろうコラ。そういう場面は太古の昔から『ごほうびのちゅー』に決まっているんです。分かってねぇ。

 タンクから出て初めてのトイレ。『トイレにいきたい』『うん、いっといで』 違うだろうコラ。トイレですよ? おしっこー、ですよ? この場合は赤ちゃん抱っこ?でしーしー、が正解。…フッ。

 一緒にお風呂。やっと分かってきましたね。基本です。いちごの香りのシャンプーでメイヴの頭をわしわしと。更に、父さまもわたしと同じシャンプーでわたしと同じ匂い、な展開。お揃いのシャンプー。一緒にいー匂い。ごめんなさい。激しく萌えました。

 朝食時、父さまのほっぺについたパン屑をひぃと取ってぱくっと。『美味しいね』とメイヴ。良く分かってます。親子の基本です。

 2回目のお風呂。『お風呂、はいっておいで』と主人公。その台詞は違うだろコラ。正しくは『そろそろ(一緒に)お風呂に入ろうか?』です。出直して来てください。更にその後、ごく普通にお風呂から出てくるのも頂けません。こういう時はバスタオルに包まって出てくるべきです。上気した肌、濡れてつやつや光る髪の毛、は基本。別の可能性として、バスタオルを体に巻いて飛び出してくるのでも可。で、こらこらっ、って言って娘を追い掛ける主人公。まさに父親の浪漫ですね。

 一緒にベッド。一緒におねんね。うん、これも基本ですね。基本を押さえるのは大事です。更に、髪の毛なでなで。段々分かってきたようです。父さまに髪の毛なでなでされると嬉しいそうです。そう言ってくれると私も嬉しいです。萌え。

 初えっち。ホムンクルスが生きるためには定期的に精液を取り込む必要があるのだそうで。うわー。エロゲーみたいな展開。ベタっていうか卑劣っていうか。えっちしなきゃメイヴは死んじゃうんだ、これは父親としての義務なんだ、と自分に言い聞かせる主人公。すいません、殺っちゃっていいですかー。あははー。あともうひとつ、メイヴが既にそういう知識を持ってるってのも納得できず。全然知らない展開の方が萌えるじゃないですかやっぱり。自分が何をされているのか分からないんだけど、段々体が熱くなってきて、それに戸惑い羞恥に身を震わせる愛娘。愛って何?>俺。とにかく非常に残念です。

 新・源氏物語の、紫たんとの初えっちの場面なんてすごいですよ。具体的な性描写はひとつとしてないのに、そこに至る描写がすごく萌えるんです。源氏と一緒のお布団で寝ることに既に慣れきっている紫たん(14歳)。ついつい欲情しちまった源氏は『わたしの愛に免じて、わたしが何をしても許してくれるね?』とか言うんですが、それに対して、紫たんはもう眠くて仕方がなくて、寝惚け眼(ねぼけまなこ)で、『ええいいわ、お兄様、何をなさるの?』とか。これから何をされるのか全然分かってないんですよ彼女は。激萌え、即死。ちなみにちゃんとした源氏物語にはこういう描写はありませんので念のため。普通の源氏物語だと、ある日お昼過ぎになっても紫たんが寝所から出てこなかった、みたいな書かれ方をしているんですよね、このくだりは。要するにもう終わった後。まあいいや。

 もういっこ。某シスプリ本(18禁)から。

 いいよ? お兄ちゃんがそうしたいのなら
 私…お兄ちゃん大好きだもん

 意味わかって言ってるのか?

 ううん
 どうするのかはわからないけど
 お兄ちゃんはきっと優しくしてくれる
 それだけはわかるの
 だから平気


 メイヴとの初えっちもこういう展開にして欲しかったんです私は。

 で、最後に一言。
 分かってるの分かってないのと、一体何様のつもりなんでしょうか私は。
 いやーでも本当に面白いんですよこのゲーム(笑)。ツッコミ甲斐があって。


2001/8/1 (水)
http://www6.wind.ne.jp/sayurin/diary-2001-08.htm#1


 My fair Angel [Studio e.go!]

 なんとか時間をキープして1時間ほどプレイ。
 メイヴが幼体期から青体期に変わって2日目の朝まで。

 ゲーム序盤。

 娘の名前入力画面。
 なのは、小鳥、フィアッセ、観鈴、咲耶、みちる、四葉、澪、…等の候補が頭の中を駆け巡るが、無難にデフォルトネームを選択。

 続いて、主人公の呼称選択画面。
 選択肢は[テオ/父さま/兄さま]の3つ。当然、[父さま]を選択。1秒。
 
 本編。そのいち。

 幼体期の育成パートはちょっと退屈。なんと言ってもメイブに触れられないのがツライ。目の前にちっちゃいこがいるのに手出しできないってのはどうよ。人として間違っていると思わないかシンジ君? やっぱ、目の前にちっちゃいこがいたらさー、だっことか、なでなでとか、すりすりとか、したいと思うじゃないですか。人として。当然だっこにもバリエーションが色々あって、自分があぐらをかいてその上にちょこんと乗っけるとか、普通にひょいと持ち上げてぎゅーっとか、ちっちゃい肩と足をひょいと持ち上げてお姫様だっこ(その際、父さまの首に手を回して“えへへっ”は基本中の基本)とか、だっこの変形で肩車とか、いっしょのおふとんでぎゅーっとか、色々選択できるわけですよ。そういうゲームだったら良かったのにという話なんですが。ああ虚しい。もしかして幼体期メイヴをだっこできないのは俺が買ったバージョンだけで、他の人が買ったやつはだっこできるなんてことは。ここまで行くともはや被害妄想。幼体期バージョンメイヴをだっこできないのはきっとバグに違いありません。いずれ修正パッチがでるでしょう。ていうか早く出せ。

 …さて、現実逃避したところで続きやるか。

 そのに。
 メイヴ青体期へ。今まではタンク内生活だったので服は主人公のタンクトップを着ていたのですが、タンクから出て普通に生活するようになると当然ちゃんとした服が必要になるわけです。ちゃんとした服、例えばひらひらフリルのドレスとかのことですが。あと、下着とか下着とか下着とか。美しい日本語で言えば『ばんちゅ』のことですが。

 で。ここでまたプレイヤーを舐めてるんですよこのゲームは。要するに主人公の友達(女)がメイヴに服を着せるんですが。やれやれ…。この脚本を書いた人はてんでわかってません。娘の着せ替えは父親の愉しみ義務だろう!? 違うかゴルァ!! なんのための父親なんだまったく。ゲーム内では、主人公の友達がメイヴに服を着せて、主人公は既に服を着ちゃったメイヴを見るしかないのです。例えるなら調教ゲームにおいて最初からヒロインが肉奴隷化しているようなものです。違うだろうそれは。大事なのは結果ではなくて過程なんですよ過程。分かって?(byカイ・シデン)ぶっちやけて言えばですね、私はメイヴにぱんちゅを履かせたいのです。自分(私)の手で。こうですね、はい足上げてー。はい、足をこの中に入れてー。片っぽずつね。じゃあまずは右足から。次、左足ー。で、おもむろにすっ、とぱんちゅを上まで上げるんです。はっきり言って脱がすよりはるかに萌えますよ。ぱんちゃを履かせる愉しみに比べたらぱんちゅを脱がすのなんて塵芥です。この脚本を書いた人はその辺りが分かってません。

 私が今までやって一番楽しかった妄想は、なこるるが現代にタイムスリップしてくるという設定の話なんですが、この萌想…いやもとい妄想があればご飯3杯はいけ…いやそういう話じゃなくてですね、なここるに下着を履かせたいんですよ私は。なこるるは昔の人ですから、おそらく下着はつけていないのでしょう。よくは知らんけど。おそらく襦袢のようなものなんじゃないでしょうか。でも、現代で生活する以上はやっぱり現代の服装をするべきでしょう。でもなこるるは現代の常識を何も知らない。よって私自ら、なこるるの服を見繕うのです。んで、買ってきた下着をなこるるに渡して、これは現代の女性の下着で云々と説明して、履き方とか教えてあげるわけです。もちろん服の着方も合わせて教えます。そしたら、じゃ俺は後ろ向いてるからさっき言った通りに下着つけてみて、とかなんとか。そんでしばらくすると、なこるるが蚊の泣くような声で、あ、あの…できました、とか言うわけです。タイムスリップしてきたなこるるに現代の一般常識を教えられるのは私しかいない(身寄りがないのですから)ので、とにかく私に頼るしかない状況なので。私が振り向くと、頬を真っ赤にしたなこるるが手で胸とかあと下とか隠しながら、あの…恥ずかしいので…あんまり見ないでください…とか言うんですよ。で、私はどうするかというとですね。想像以上に刺激的な眺めを前にして、思わずもっかい後ろを向いちゃうんです。目のやり場に困って。でもそうとは知らないなこるるは心配になっちゃうんですね。で、言うんです。あ、あの…もしかしてわたし変ですか?とか。もじもじした声で。そんで。ぼくはシャイですからね(何か文句があって?)。後ろを向いたまま、いや…全然だいじょうぶ…その…なんというか……あんまり綺麗なんでつい……、とか。二人で赤面。沈黙。萌え。

 激しく脱線しましたが、つまり下着とはそのくらい重要なものなのです。

 でも実を言うと、着せ替えができなかったお陰で萌えシーンが結果的に発生したというのはありまして。メイヴが主人公の前にきて、なんか服の下が変なの、みたいなことを言うシーンがあるんです。別に変な意味ではなくて、要するにぱんちゅを履き慣れてないから違和感を覚えてしまうんですね。で、ちょっと見せて? うんいいよ。 みたいな展開になって。言っておきますが疚しいことなんてありませんよ。私は父親なんですからね。何を必死に弁解してるんだ俺。とにかく、メイヴが、自分でスカートを持ち上げて、こう、見せてくれるんですよ。あっけらかんと。ぱんぷきんぱんちゅを。ちょっとだけ、もしかしたら俺、この脚本家さんのこと好きになれるかもしれない、と思いました。

 まあなんだかんだ言って楽しいらしいです。最近は比較的重い作品ばっかり見てたこともあって、こういう何も考えずに萌えられるゲームは非常に心地よい。


文責 しのぶ sersui@bay.wind.ne.jp



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